行事予定

明治大学博物館友の会 行事予定

〈特別展「鳥取の工芸文化」関連見学会〉「鳥取の民芸と遺跡を訪ねて」

 今回の特別展に関連する見学会は鳥取の工芸を代表する因州和紙や牛ノ戸焼などの工芸関係のほか考古分野の遺跡など多様な鳥取の魅力を巡る旅としました。ふるってご参加ください。

【 実 施 要 領 】 
実施日  2017年11月15日(水)~17日(金) (2泊3日)
集合  11月15日11:10 鳥取空港 到着ロビー
宿泊 1日目 鳥取シティホテル
TEL:0857-27-6211
2日目 ANAクラウンプラザホテル米子
TEL:0859-36-1111
※2泊ともシングルルーム基本
同行講師 外山 徹 氏(明治大学博物館学芸員)
見学コース
(予定)
 (1日目)
貸切バス出発11:20~鳥取県立博物館、(昼食)~青谷上寺地(あおやかみじち)遺跡・展示館~青谷横木遺跡~阿古山22号墳~山根和紙資料館~あおや和紙紙工房~17:40 ホテル着

(2日目)
バス出発8:30~牛ノ戸焼窯元~鳥取民藝美術館・鳥取たくみ民芸店~(昼食)倉吉白壁土蔵群散策~倉吉博物館~伯耆国庁跡・伯耆国府跡~鳥取県立むきばんだ史跡公園~17:20ホテル着

(3日目)
バス出発8:30~大山寺~植田正治写真美術館~ 伯耆古代の丘公園・向山古墳群~(昼食)~上淀白鳳の丘展示館・上淀廃寺跡~足立美術館~JR米子駅経由~米子空港16:00(解散)
 参加費  会員47,000円・一般50,000円(予定)
(貸切バス、宿泊費、食事代、保険料等)
定員 40名〈先着順〉
申込方法 封書・メールにて(FAX不可)
住所・氏名(ふりがな)・生年月日(西暦で旅行保険用)・電話番号・携帯電話番号(お持ちの場合緊急連絡用)・(会員番号)・「鳥取見学会」係と明記の上、お申し込みください。封書の場合は返信用はがき(62円)を同封してください。

宛先:〒101-8301  東京都千代田区神田駿河台1-1 明治大学博物館友の会「鳥取見学会」係
メール:meihakutomonokai★yahoo.co.jp(★を@に置き換えてご利用ください。)
 締切日  10月15日(日)

【 主 な 見 学 場 所 】
(1)青谷上寺地遺跡
 平成10年(1998)JR青谷駅南側に広がる水田の下から弥生時代前期末から古墳時代前期にかけての多種多様な遺物が出土した集落跡。水分の多い地中に埋もれていたため極めて良好な保存状態であることから「地下の弥生博物館」と呼ばれる。また、弥生時代後期後半の溝から109体以上の人骨が発見され、この中には殺傷痕の残る人骨もあった。人骨から女性や10歳くらいの子供も含まれていることが分かった。国内で唯一出土し、世界でも6例しか類を見ない弥生人の脳も見つかった。
 
(2)青谷横木遺跡
 昨年12月、国内で2例目の古代の女子群像の板絵が発見された。高松塚古墳壁画や水山里古墳壁画(高句麗)とよく似ており、板絵に描かれたものとしては国内初の出土である。

(3)妻木晩田(むきばんだ)遺跡
 米子市淀江町・西伯郡大山町にまたがる大山北 麓の丘陵上に展開する国内最大級の弥生集落遺跡。面積は170haにおよび、現在全体のおよそ10分の1 が発掘調査され、竪穴住居跡420棟以上、掘立柱建物跡500棟以上、山陰地方特有の形をした四隅突出型墳丘墓などの墳墓34基などが発見された。 

(4)植田正治写真美術館
 日本を代表する世界的写真家植田正治(1913年~2000年)の写真1万2千点を収蔵・展示する。美術館は建物のスリット状の隙間から大山と水面に映る「逆さ大山」を望むように設計されている。

(5)向山古墳群(むこうやまこふんぐん)
 淀江平野南東端の独立丘陵の向山と瓶山(かめやま)にある古墳16基及び福岡集落南にある石馬谷(いしうまだに)古墳からなり、5世紀後葉から6世紀後葉に順次築造された。なかでも向山3号墳、同4号墳、石馬谷古墳、岩屋古墳(向山1号墳)は西伯耆の代表的な前方後円墳である。

(6)上淀廃寺跡
 淀江平野の東側、日本海を望む大山山麓にある7世紀末~11世紀の寺院跡。発掘調査により金堂跡から法隆寺と並ぶ国内最古の彩色壁画の破片が発見された。

(7)足立美術館
 5万坪の日本庭園と120点を超える横山大観コレクションを始めとして竹内栖鳳などの近代日本画や河井寛次郎の陶芸も見どころである。


〈第11回古代史講演会〉「富山市杉谷古墳群の調査と北陸における古墳の出現過程」

 今回は弥生から古墳時代をテーマに中国地方の山あいで誕生した四隅突出型墳丘墓は北陸地域へ拡大していった。その時代以降の歴史について、地域で発掘・研究を精力的に進められている講師をお招きします。

〖 実 施 要 領 〗
実施日 2017年12月2日(土)
時 間 14:00~16:00(受付開始:13:15)
会 場 明治大学駿河台キャンパス リバティタワー2階1022教室
講 師 髙橋 浩二氏(富山大学人文学部准教授)
定 員 200名(先着順)
参加費 会員・学生・明大教職員 無料
一般 1,000円(会場にて集金)
 申込方法  事前申込制が必要です。普通はがき(62円)・メール・FAXにて、「古代史講演会」係と明記のうえ、お申込みください。
 締切日  11月25日(土)
申込者が定員を超えた場合参加をお断りする場合がありますので早めに申込ください。

〖 講 演 要 旨 〗
 杉谷古墳群は、富山県中央部の呉羽丘陵に立地する弥生時代後期から古墳時代に築かれた墳墓群で、富山市教育委員会が1974年に調査を行っている。このうち杉谷4号墳は、中国・山陰地方を遠く離れた北陸の地で初めて確認された四隅突出型墳丘墓として全国的に知られる。富山市の調査では墳丘全体にトレンチが入るものの、遺構検出面で留められている箇所も多い。富山大学では2012年から調査を開始し、一部の突出部を平面的に検出し、また周溝や墳丘盛土の調査を実施するなど、各部分の規模や形状、墳丘の遺存状況等が徐々に明らかになってきている。隣接する弥生墓や古墳の調査状況もあわせて紹介したい。
 周辺の丘陵には他にも四隅突出型墳丘墓などの墳墓や古墳があり、また集落遺跡との対応関係が検討されている。その分布から、井田川や神通川の流域に間隔をおいて並立する集団の姿が浮かび上がる。杉谷4号墳は出土土器や突出部の肥大化から、四隅突出型墳丘墓の中では最も新しい段階に編年されており、古墳出現前夜に河川流域の諸勢力を代表する立場にまで成長した有力者の墓と考えられる。しかし、杉谷古墳群を築いた勢力が、その後も順調に力を伸ばしたとは限らない。初期の前方後円(方)墳は、近隣の別地区に相次いで出現するからであり、古墳の出現を考える上で興味深い事例を提供している。
 北陸全体を見渡すと、古墳時代前期1期には小型の前方後円墳などが現れる。このうち倭政権から配布された三角縁神獣鏡と鉄槍が越前の花野谷1号墳に、また鉄槍が南加賀の分校前山1号墳に副葬される。両古墳は弥生時代の段階に銅鏡を入手できた勢力の古墳の一つであり、倭政権による地域支配体制がこうした在地勢力の取り込みから始まることが見て取れる。鉄槍の副葬は前期2期には能登の国分尼塚1号墳まで、前期3期には越中の阿尾島田A1号墳などまで広まる。倭政権を中心とする地域支配体制が、前期1~3期にかけて北陸西部に及び、段階的に東へ拡充されていった過程が読み取れる。それとともに、内部発展だけでなく、倭政権の後ろ盾を得ることで急成長を遂げる在地勢力のしたたかさが窺える。当日はこのような内容の話をしたい。(講師より)
 
〖 講 師 紹 介 〗
 1995年羽曳野市教育委員会勤務等、富山大学人文学部講師、助教授を経て2007年4月より現職。日本考古学協会理事の陵墓担当として宮内庁との窓口を務め、2008年神功皇后陵(五社神古墳)への初の陵墓立ち入り調査に尽力。日本海学研究叢書『富山の古墳-氷見・雨晴の首長と日本海-』(富山県・日本海学推進機構 2007年) など著書、論文多数。

 

〈世界史講演会〉「蒼き狼-チンギス・ハン伝の虚実」

 今講演会は会員のリクエストをもとに本年度世界史分野の第2弾となります。モンゴル史の第一線の研究者をお迎えします。我々の世界史の常識が覆させられるか?楽しみです。お誘いあわせの上ぜひご参加ください。

〖 実 施 要 領 〗
実施日 2018年1月20日(土)
時 間 14:00~16:00(受付開始:13:15)
会 場 明治大学駿河台キャンパス グローバルフロント3F4031教室
講 師 赤坂 恒明氏 (内蒙古大学蒙古学研究中心専職研究員,早稲田大学中央ユーラシア歴史文化研究所招聘研究員、東海大学・玉川大学・聖学院大学・埼玉学園大学非常勤講師)
定 員 120名(先着順)
参加費 会員・学生・明大教職員 無料
一般 1,000円(会場にて集金)
申込方法 事前申込が必要です。普通はがき(62円)・メール・FAXにて、「世界史講演会」係と明記のうえ、お申込みください。
締切日 2018年1月13日(土)
申込者が定員を超えた場合参加をお断りする場合がありますので早めに申込ください。

〖 講 演 要 旨 〗
 世界史に大きな影響を与えたモンゴル帝国の建設者、チンギス・ハン(本名テムジン)の生涯、特に前半生は、井上靖の『蒼き狼』をはじめ、しばしば小説・劇画・映画等の題材に取り上げられ、私たちにも比較的、馴染みが深いのではないでしょうか。しかし、それら文芸的創作に描かれたものと史実との間には、大きな相違があります。
 その原因は、チンギス・ハンの事績を伝える四種の基本史料の中にあります。それらの史料とは、モンゴル語の『元朝秘史(モンゴル秘史)』、漢文の『元史』「太祖本紀」と『聖武親征録』、ペルシア語のラシード・ウッディーン編『集史』第一巻「モンゴル史」の「チンギス・ハン紀」です。これらのうち、モンゴル研究者たちがチンギス・ハンの伝記を書く際に最も多く使用したのは『元朝秘史』です。そのため、チンギス・ハンに関する文芸的創作は、ほぼ例外なく『元朝秘史』の影響を受けています。いわく、テムジンの父イェスゲイは、タタル部族によって毒害された。いわく、父の死後、隷属していた民がテムジン一家のもとから一人残らず離れ去り、一家は貧窮のどん底に突き落とされた。いわく、メルキト部族に略奪された妻ボルテを取り戻すため、幼馴染の義兄弟ジャムハと、亡き父の義兄弟であったケレイト部族長オン・ハン(トオリル)の援軍を得て、メルキト部族を夜討ちし、月明かりの乱戦の中、テムジンは妻と再会することができた。等々。
 すべて、『元朝秘史』に記載されている話ですが、おそらく全てが史実ではありません。『元朝秘史』は、年代記である他の三史料とは異なり、歴史を題材とした口誦文学的な要素が強い史料です。そのため、チンギス・ハンの伝記を明らかにするためには、漢文とペルシア語で書かれた三史料の記載内容を基軸にし、『元朝秘史』はあくまでも参考程度で扱わなければなりません。
 しかし、三史料よりも『元朝秘史』の方が史実を伝えていると考えられる場合もあります。このように、史料の比較・検討は、一筋縄にはいかないものです。
 近年、チンギス・ハンとモンゴル帝国の歴史は、考古学研究の飛躍的な進展によって、新たな事実が次々と知られるようになりました。その一方で、旧態然としてはいますが、文献の比較・検討も、まだまだ重要です。本講演では、史料の分析によって、チンギス・ハン伝の虚実を検討します。(講師より)

2017年度行事計画一覧

2017年 見 学 行 事 講 演 会 等 企 画
4 6(木)第22回会員案内による地元見学会
「岩槻を歩く」案内 長野 陽次会員
22(土)第9回古代史講演会「亀ヶ岡遺跡の漆文化」
佐野 忠史氏(つがる市教育委員会)
5   13(土)総会特別講演会
「百舌鳥・古市古墳群と河内政権」
福永伸哉氏(大阪大学教授)
6   17(土)第10回古代史講演会「ヨーロッパ後期旧石器時代の美術」
五十嵐ジャンヌ氏(東京芸術大学講師)
7

1(土)~2(日)宿泊見学会(1泊2日)
関東の遺跡をたずねて>その1群馬
同行講師>忽那敬三学芸員


15(土)江戸時代を探訪するPART VI「千代田区の近世・近代を歩く」
同行講師>千代田区文化振興課 相場 峻氏(考古) 長谷川学芸員(近代)

 
8    
9   24日(日)講演会「日本考古学2017」
講師>若狭徹氏(明治大学専任准教授)
   山崎真治氏(沖縄県立博物館主任学芸員)
10   7(土)近世史講演会
「富くじと江戸の町民文化」
滝口正哉氏(成城大学他非常勤講師)
11 15(水)~17(金)(2泊3日)特別展関連宿泊見学会*
「鳥取の民芸と遺跡を訪ねて」
同行講師>外山徹学芸員
 
12   2(土)第11回古代史講演会
「富山市杉谷古墳群の調査と北陸における古墳の出現過程」
高橋浩二氏(富山大学准教授)
2018年
1
  20(土)世界史講演会
「蒼き狼—チンギス・ハン伝の虚実」
赤坂 恒明氏(内蒙古大学蒙古学研究中心専職研究員・早稲田大学中央アジア研究所客員所員)
2   24(土)会員発表会&講演会
第1部 会員による研究発表会
第2部 島田和高学芸員
3   21(水)第12回古代史講演会(飛鳥奈良時代)
森公章氏(東洋大学史学科教授)
4 6(金)第23回会員案内による地元見学会
「鎌倉を歩く」(案内)佐藤 茂会員
 

 注)今後予定等の変更の可能性がありますのでご注意ください。
 

行事参加の申込み方法
 参加希望の方は、それぞれの締切日までに、各行事の申込み方法によって、住所・氏名・電話番号・会員番号・「○○」係を明記して申込みを行って下さい。
 お申込については特別に事情がない限り会からは返信をお送りしませんので、申込みをされた方は、当日直接集合して下さい。参加できなくなった場合は、友の会又は緊急連絡先に必ずご連絡下さい。

はがき宛先: 〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1 明治大学博物館友の会○○係
FAX: 03-3296-4365 <博物館気付>
メール: meihakutomonokai★yahoo.co.jp(★を@に置き換えてご利用ください。)

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