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秘められた戦争の裏側を見てみませんか

明治大学平和教育登戸研究所資料館 第4回企画展「本土決戦と秘密戦 —その時登戸研究所は何をしていたか—」

企画展ポスター

登戸研究所は、1945(昭和20)年春以降、登戸(生田)から長野県伊那地方を中心とする地域に分散・疎開しました。これは、米軍による空襲とともに、同年秋以降に想定された本土決戦に備える措置でした。
本企画展では以下の3点に焦点をあて、本土決戦体制下における登戸研究所の役割を検証します。
①本土決戦体制は決して「幻」だったわけではなく、現実に準備されていたことを、松代大本営跡など長野県を中心とする地域の実地調査をもとに明らかにします。
②本土決戦における秘密戦の実戦部隊であり、登戸研究所でも密接な関係であった陸軍中野学校(群馬県富岡に移転)の役割の変化について検討します。
③本土決戦において使用する秘密戦兵器の研究・開発・生産にあたっていた疎開後の登戸研究所の実態について明らかにするとともに、次第に実戦部隊である中野学校と一体化していく過程を追跡します。

展示期間中関連プログラムを行います。
関連プログラムについてはこちら

●開催要項

【会期】2013年11月20日(水)~2014年3月29日(土)※期間延長 日曜~火曜休館
(2013年12月22日(日)~2014年1月7日(火)休館)
【会場】明治大学平和教育登戸研究所資料館
〒214-8571 神奈川県川崎市多摩区東三田1-1-1明治大学生田キャンパス内
TEL/FAX:044-934-7993 Email:
【開館時間】10:00~16:00
【観覧料】無料
【主催】明治大学平和教育登戸研究所資料館

チラシPDFはこちら

松代大本営跡 象山地下壕(トロッコ跡が現存)

松代大本営跡 象山地下壕(トロッコ跡が現存)

館山「桜花」カタパルト(発射台)跡

館山「桜花」カタパルト(発射台)跡

駒ヶ根市民俗資料館 外観(旧中沢国民学校校舎:登戸研究所疎開先)

駒ヶ根市民俗資料館 外観(旧中沢国民学校校舎:登戸研究所疎開先)

駒ヶ根 中沢国民学校 昭和19年度・20年度学校日誌

駒ヶ根 中沢国民学校 昭和19年度・20年度学校日誌

左:七年式防空用防毒面(ガスマスク)右:大槻大尉(登戸研究所所員)」日誌

左:七年式防空用防毒面(ガスマスク)右:大槻大尉(登戸研究所所員)」日誌

  
●ワークショップ

風船も兵器に?—和紙でランプシェードを作ってみよう。
生明祭期間のうちの2日間、資料館第二展示室で常設展示されている風船爆弾と同じ和紙風船でランプシェードを作るワークショップを行います。

作例イメージ

作例イメージ

【日時】11月23日(土)、24日(日)
各日/ 1回目 10時半~、2回目 13時~、3回目 14時半~
【定員】各回定員10名 【所要時間】約60分
【参加費用】無料
【参加方法】各回開始10分前までに資料館にお集まりください。
館長 山田 朗(明治大学文学部教授)による企画展の展示解説

昨年の展示解説の様子 昨年の展示解説の様子

館長の 山田 朗が企画展の展示について解説を行います。
【日時】1123日(土)、24日(日)、2014222日(土)各日とも13時~
【参加費用】無料
【参加方法】開始時間までに資料館にお集まりください。

●企画展記念講演会

本企画展に合わせたテーマ「本土決戦・登戸研究所・中野学校」で講演会を開催いたします。

【講師】山田 朗(当資料館館長、明治大学文学部教授)

【日時】2014111日(土) 13時~1430

【会場】明治大学生田キャンパス中央校舎6階メディアホール(定員280名)

【参加費用】無料

【参加方法】当日会場へ直接お越しください。

●元登戸研究所関係者による証言会

昨年の証言会の様子 昨年の証言会の様子

登戸研究所などで勤務されていた方々をお招きし、証言会を開催いたします。
【日時】2013年12月21日(土) 13時~15時
【会場】明治大学生田キャンパス中央校舎6階メディアホール(定員280名)
【参加費用】無料
【参加方法】当日会場へ直接お越しください。
●サテライト展示
陸軍中野学校跡地に本年度新設された中野キャンパスでも本企画展の内容の一部を展示します。
【展示期間】12月2日(月)~12月20日(金)
【会場】明治大学中野キャンパス6階クロスフィールドラウンジ