鞍田崇『民藝のインティマシー—「いとおしさ」をデザインする』



民藝のインティマシー—「いとおしさ」をデザインする
鞍田崇著
B6判・仮フランス装・228ページ・本体2,500円+税
ISBN 978-4-906811-13-7
2015年4月刊行

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書評・その他
『山陰中央日報』2015年6月7日号ほか、共同通信系各紙で紹介されました。
『朝日新聞』2015年4月12日号「文化の扉:はじめての民藝」で紹介されました。

内容紹介

この数年、「民藝」への共感がふたたび広がりつつある。民藝は20世紀初頭に柳宗悦らが提唱した、無名の職人が手がけた生活道具に注目する運動だが、その射程は同時代の趨勢にあらがい、暮らしのあり方や社会の形を見すえたものであった。いま民藝を問うことは、21世紀に求められている社会と暮らしの「次」を問うことでもある。本書は4つのステップから民藝の過去から未来への流れを再検討し、「いとおしさ」をキーワードに社会の「これから」を読者とともに考える試みである。
目次

イントロダクション 民藝の新しい哲学   中沢新一

プロローグ 〈民藝〉をめぐる旅

第1章 Sympathy 民藝への共感
「ふつう」から考える/民藝をめぐる環境の変化 1.社会/民藝をめぐる環境の変化 2.ライフスタイル/民藝をめぐる環境の変化 3.投票放棄/民藝をめぐるさまざまな共感

第2章 Concept 民藝の思想
民家・民具・民藝/民俗学と民藝/アーツ・アンド・クラフトと民藝/モダニズムと民藝/民藝のロジック/価値の相対化/共有の世界/偉大なる平凡/茶と民藝

第3章 Mission 民藝の使命
藤井厚二・柳宗悦・和辻哲郎/民藝館という建物/堀口捨己の「真実なもの」とは/工芸・建築・思索から「自然」をとらえる/一八八九年のパリ万博/「平凡」の難しさ/パリ万博vs大阪万博/自然に帰ればいいのか/住まうことを学び直す/上田恒次と一枚の図面/生き抜く力=サヴァイヴァビリティ

第4章 Commitment 民藝の実践
生活意識の高まりの変化/社会意識の高まりの変化/民藝の両義性/「いとおしさ」をデザインすること/無数の小さな矢印の時代/民藝と死/無数の名も無き職人達の亡き霊へ/「デザイン」の曲がり角/デザインと死/HowからWhyへ

エピローグ 「いとおしさ」を求めて

凡例・書誌
索引

 

 

執筆者紹介

鞍田崇(くらた・たかし)
明治大学理工学部専任准教授。1970年兵庫県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。博士(人間・環境学)。総合地球環境学研究所(地球研)を経て、現職。著書に『「生活工芸」の時代』(共著、新潮社)、『道具の足跡』(共著、アノニマ・スタジオ)、『〈民藝〉のレッスン つたなさの技法』(編著、フィルムアート社)。

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