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「ぐらこん解説」
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Vol.1
1968年5月号付録
この号だけ版型が異なり、巻末には「編集・峠あかね」の記述がある。目次イラストは真崎・守。もともと真崎と永島が制作していた同人誌用に集められた原稿を小冊子にしたもので、収録作は永島慎二「朝日をあびて死」、岡田史子「赤と青」、みつはしまこと「朝 ある予備校生の話」、こうご次男「埃」、村岡栄一「風船」、真崎・守「ナガレ無頼 地獄のどぶ鼠」。巻末に峠あかねによる経緯説明「はじめに読んでくれ」と執筆者各人が自身のプロフィールを書いた「他己紹介」。
カバーイラスト:
永島慎二
Vol.2
1968年6月号付録
永島慎二「愛犬タロ」、石森章太郎「二級天使」というCOM看板作家ふたりのデビュー作を再録。巻頭に峠あかねによる簡にして要を得た解説(初出のデータもこのテキストでわかる)、裏表紙に編集者、作家の収録二作に対するコメント、石森による「表紙の言葉」。
カバーイラスト:
石森章太郎
サブタイトル:
「珠玉デビュー作品集」
Vol.3
1968年7月号付録
石森章太郎「夜…小公園にて」、宮谷一彦「セブンティーン」、岡田史子「胸をだき 首をかしげるヘルマプロディトス」、青柳祐介「陽炎」の書き下ろし短編四作、白浜研一郎による評論「現代青春論」を収録。巻頭の峠あかねによる解説テキスト「青春まんがの軽譜」が当時の「青年マンガ」と「青春まんが」の違いをシンプルに整理してくれていてありがたい。裏表紙に執筆者紹介とはせがわによる「表紙の言葉」
カバーイラスト:
はせがわほうせい
サブタイトル:
「青春まんが作品集」
Vol.4
1968年8月号付録
みやわき心太郎「晩夏」、はせがわほうせい「それからの男」、川柳敬太郎「包帯をまいたおばけ」、河あきら「秋の使い」、神江里美「星は流れて…」を収録。巻頭に岡田史子によるイラストポエム。
サブタイトル:
「新鋭まんが家競作集」
Vol.5
1968年9月号付録
「第一回COM同人誌賞」を発表し、受賞誌から作品を採録した冊子。掲載作はながしまあきら「金色のハート」、しまあきと「白いお馬と青い騎士」、新宅善光「逃がしの報酬」、置田進「アングラ男」、小川茂「人工天使」、神保あつし「わるもの君 ほか」、ガンケオンム「よわむしゴリラ」。石森章太郎、峠あかねによる選評、峠あかねの同人誌論「まんがごっこ族」も収録。巻頭に向後つぐおのイラスト、巻末に筆者紹介と第二回同人誌賞の募集がある。
カバーイラスト:
菅野誠
サブタイトル:
「同人誌優秀作品集」
Vol.6
1968年10月号付録
みやわき心太郎「あざみ」、宮谷一彦「第四間戦期に生きて おとうと」、青柳祐介「梅雨…の終わりに……」の三編を収録。
カバーイラスト:
樋口太郎
サブタイトル:
「新鋭まんが家3人集」
Vol.7
1968年11月号付録
手塚治虫「ごめんねママ」、石森章太郎「キキちゃん」という旧作を再録し、巻末に草森紳一による作品解説を付したもの。
カバーイラスト:
石森章太郎
サブタイトル:
「手塚治虫・石森章太郎名作集」
Vol.8
1968年12月号付録
青柳祐介「遠い雲」、もとやま礼子「脱走」、ガンケ・オンム「動物園で見た赤とんぼ」、はせがわほうせい「値段のない絵の物語」の四編を収録。
カバーイラスト:
樋口太郎
サブタイトル:
「新進ビッグ・フォア作品集」
(文責:小田切博)
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