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選んだ理由 - 機械情報工学科 前田健心
選んだ理由
人助けができる
ロボットを
つくってみたい。
機械情報工学科 前田健心
ロボットとパソコン、そして陸上
ロボット、パソコン、陸上。その3つがいまの私につながっていると思います。ロボットに興味を持ったのはドラえもん。のび太くんの生活を一変させる多くのアイテムは、子供のころの夢でした。パソコンは中学のとき。授業で、小さな車をセンサーで制御するプログラムをつくり、動かせたときは驚きと喜びがありました。
そして、小中高と取り組み、いまも続けている陸上。高校のときに出場した全国駅伝はとてもいい思い出です。その後、怪我や不調な時期があり、悩み続けることもありました。そして、陸上をやっているからこそ、多少の困難や失敗にめげない心を育み、勉強と陸上の両立ができているのだと感じています。
誰かのために何かをしたい
東日本大震災はいまもとても印象に残っています。直接、被害を受けたわけではないのですが、大きな揺れ、停電を人生ではじめて経験しました。そのとき感じたことは、自分がいかに無力かということ。流れる悲痛なニュースをみて、自分ができることは何かないか、この現状を何とかしたいと思いながら、何も行動を起こせていない自分がいました。ただ、その経験から災害時に役に立つロボットや人助けができるロボットをつくってみたいと考えるようになりました。
そのような経緯もあり、人の役に立つロボットについて学びたい、そして陸上に関わっていきたいという思いから、明治大学理工学部の機械情報工学科に進学することを決めました。
高め合える環境がある
大学に入学して、思ったことは同級生や先輩に恵まれているということです。理工学部の同級生は真面目で優しい方が多く、わからないことがあっても一緒に勉強して、互いを高め合える環境があります。陸上部の先輩は、走り方だけでなく、勉強のコツなどをも教えてくれます。そして何よりも箱根駅伝など国内トップクラスのランナーとともに練習できる環境は、とても刺激的です。
学びも陸上も高校時代との違いは、宿題や練習を与えられるのでなく、自主性に委ねられることが多いと感じています。自分で決められる自由度が高くなる反面、しっかりと自分をコントロールしないとあっという間に時間だけが経ってしまいます。ロボットを制御するよう、目指すべき未来に向けて自分を制御していきたいと思っています。
“興味があることと社会がつながると道は見えてくると思います。そして、何よりも自分の状態を把握し、コツコツと継続的に勉強し続けることは、受験のときにも、入学後の授業においても役に立ちます。ぜひ、自分の道を見つけて、そこに踏み出してみてください。