この学科を
選んだ理由

化学を通じて、
人の役に
立てる
人材になりたい。

応用化学科 福田栞也
応用化学科 福田栞也

誰かの役に立つことをしたい

小さな頃、当時みていたドラマの影響で放射線技師になることに憧れていました。人の命を救うことの尊さやその命の大切さを幼いながらに感じ、私も誰かの役に立てることをしたいという意識が強く芽生えたことを覚えています。

放射線技師に憧れつつも、理系科目が苦手でした。どちらかといえば皆で協力して何かをするといった体育のような科目が好きだったので、一人で黙々と問題を解く科目から目を背けていたのかもしれません。その理系科目の苦手意識がなくなったのは、高校生のときです。そのきっかけは、「復習するとできるようになる」という先生からの一言でした。当たり前のことかもしれませんが、そのことで、数学ができるようになり、テストの点数を伸ばせました。それがきっかけで、理系科目に興味を持つようになりました。

学ぶたびに発見がある化学

高校の中で、好きになった科目は化学でした。試薬の分量よって生じる化学反応が異なるなど学ぶたびに発見があることが、とても楽しい印象として残っています。そういった学びの中で、薬のことや、薬剤師になることに関心を持ちはじめました。また高校時代は、メイクや化粧品に興味を持ちはじめた時期でした。化粧品について調べていくと、その開発には化学の知識や技術が使われていることを知り、そのつながりに驚いたことを覚えています。

そのようなことがあり、大学では化学に対して幅広い視野のもと学びを深めたいと考え、テーマの幅が広い明治大学の応用化学科に進路を決めました。将来は、薬剤師であれば患者さんのために、化粧品であればキレイになりたい人のために、という人の役に立てることに学びを活かしたいと考えていました。

新しい未来の可能性

大学での学びは想像を超えていました。簡単に言えば、問題を与えられてそれを解くというイメージだったのですが、実際の学びは自らの考えをもとに、法則や反応を理解するということでした。学びの起点が、いままでと大きく変わったことは驚きでした。そういった学びを深めることと同時に、体育の授業などがあるのも私にとってはとても楽しい大学生活となっています。体育のクラスは学科の枠組みを越えたクラス編成なので、応用化学科以外の同級生と交流を拡げることができる貴重な機会となっています。

そしていま、大学院への進学を考えはじめました。当初は大学を卒業したら就職と考えていたのですが、大学で学ぶ中で、教授や友人の影響を受け、より学びを深めたいという気持ちが芽生えてきました。自分の将来がどうなるかはまだわかりませんが、人の役に立てる人材になれるよう学生生活を歩んでいきたいと考えています。

受験生へのメッセージ
応用化学科 福田栞也

受験や進路を決める中でいろいろなことがあると思います。その中で起きるどんなことでもポジティブに捉えることを私は大切にしていました。そういった考えがきっといい方向に連れていってくれて、皆さんの夢や未来につながる道となっていくと思います。