この学科を
選んだ理由

見たことのない
機械を、
触ってみたい。

機械工学科 渡部慎司
機械工学科 渡部慎司

分解し、未知なる世界を知る喜び

機械に触り、細かく分解することが、ただただ好きです。小さい頃にプラモデルを組み立て、分解することにハマりました。気づいたらプラモデルで飽き足らず、身の回りにあるものをどんどん分解していました。ネジをくるくると回す作業はとても楽しく、時計やスマートフォンを分解し、その中に広がる未知なる世界にワクワクしていました。いま思えば、それが機械やその仕組みに興味を持ちはじめたきっかけだったと思います。

見たことのない機械がたくさん出てくる映画も好きでした。宇宙を舞台にしたSF映画や未来を先取りしているアベンジャーズシリーズに登場する機械はいずれも、夢にあふれていて、触りたい、分解したい、中を見てみたいと思ってしまいます。

ひらめきが開いた学びの道

算数は小学校の頃から得意でした。ただ勉強自体はあまり好きではありませんでした。その勉強が好きになったきっかけは高校の数学の授業です。誰も解けないような難しい問題があったのですが、ふとひらめいて、いとも簡単に解けてしまったのです。それから数学の問題を解くことの面白さを知り、勉強することが楽しくなりました。

数学が得意、機械が好きということから進路は理系、と早々に決めていました。大学選びを明治大学に通っている兄に相談したところ、明治大学の先生は研究力の基礎をしっかり固めるために、学生と向き合い一つひとつ丁寧に指導してくれることを聞きました。そのことから明治大学の理工学部、そしてものを組み立てるという観点から機械工学科で学びたいと考えるようになりました。

社会の役に立つロボットをつくりたい

機械工学といえば、ロボットだと思っていたのですが、入学して知ったことは、エネルギー制御やエンジンの開発、計測機械などロボット以外にも多くの領域をカバーしている学問であることを知りました。でもやはり、私がワクワクしたのはロボットについて話が聞けた授業でした。明治大学の教授と明治大学発のベンチャー企業が開発したそのロボットは独自のレーザセンサ技術で不審者や不審物の発見など警備の役割を担うことができます。羽田空港での実証実験に参加するなど、まるで映画にあった世界が目の前に飛び出してきたようなワクワクする授業でした。

小さな頃から夢見たロボット開発に携われるかもしれないという期待を胸に、ここで学んだことを活かし、社会の役に立つロボットをつくっていきたいです。

受験生へのメッセージ
機械工学科 渡部慎司

一般的に理系の学部には学科が数多くあり、実際に何をやっているのか入学してみないと分からないこともあると思います。ですから、直感で学科を選んでみるのもいいと思います。その先に、きっと新たな夢の発見、そして成長できる環境があると思います。