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選んだ理由 - 建築学科 小林蒼生
選んだ理由
美しい建築、
美しい景色を
つくりたい。
建築学科 小林蒼生
建築士という仕事
絵を描くことが昔から好きでした。振り返ってみると、食べる、寝ると同じように、絵を描いていました。具体的に目に見えるものを描くことはもちろんのこと、自らの記憶の中にあるもの、頭の中でモヤモヤしているものなど決まった対象を持たずに、生きることの一環として絵を描き続けています。
小学生の頃、建物を改装して、以前とはまるで異なる空間をつくるテレビ番組で建築士という仕事を知りました。それから、本や旅行先などで建築と触れ合うたびに、建築の面白さや美しさに気づくことがありました。碁盤の目のように理路整然と計画された都市であったり、奈良の東大寺の雨樋や日本庭園といった趣のある景観であったりと。そういった中で、建築は芸術でもあり、技術でもあるということを学び、いつの日かいずれ建築士になりたいと思うようになりました。
建物を、そして景色をつくってみたい
建築の魅力を一言でいうとクリエイティビティが形として残るということでしょうか。何もない場所に、人が考え、デザインした建物があらわれる。美しい建物だけでなく、景色と一体となることで美しい景色になっていく。絵を描くような感じで、自分で建物、そして景色をつくれたらきっと楽しいなと思い、建築学科に行くことを決めました。
ただ、建築を学問として学んだことがない自分にとっては断片的でなく、総合的に建築を学ぶ中で自分の未来を考えたいと思っていました。都市、土木、環境など細分化される傾向にある建築学という領域において、明治大学にはそれらの領域を総合的に学べる環境があり、そのことが明治大学を選ぶ理由となりました。
社会に貢献できるような建築士を目指して
入学して間もない頃、安藤忠雄さんが設計した住吉の長屋の模型をつくる授業がありました。建築模型を初めてつくったのですが、どこまで突き詰めるかは自分次第。気づいたらあっというまに時間が経ち、没頭して学びと向き合えることがただただ楽しかったことを覚えています。
明治大学の建築学科では家の中の隅々まで意識したデザインから、建造物の外に広がる街づくりのデザインまで、学びの幅をひろげることができます。いまの興味の行き先は、建物の中でいうならデンマークの家具職人と建築のつながり、外でいうならパリの街並みや都市計画です。より深く、より大きな概念で建築と向き合い、社会に貢献できるような建築士になりたいと思っています。
“大学の授業は、課題の量が多く、難度も高く、高校時代までとは全くことなります。入学後は課題に追われ忙しい日々が続くと思います。そのために必要なことは、自分なりの目標を見つけることが大切だと私は思います。目標実現に必要な学びであれば、どんなことであってもきっと乗り越えられます。ぜひ、皆さんも目標を見つけて大学選びをしてください。