法科大学院長あいさつ

法科大学院長 三林 宏 法科大学院長 三林 宏



「前へ」~個を大切にし、
人権を尊重する法曹養成を目指して
 明治大学法科大学院は発足以来、過去11回の司法試験で累計777名の合格者を輩出してきました(累計合格者数は、全国第6位)。さらに遡れば、明治14年の「明治法律学校」創立以来、在野法曹・女性法曹などの法曹養成に多大の貢献をしてきた伝統があります。この連綿と続く法曹養成の伝統を受け継ぎ、法科大学院制度をめぐる急激な社会状勢の変化に対応すべく、明治大学法科大学院は、もう一歩「前へ」進みます。
 まず、カリキュラムにおいては、実践的法的思考力の涵養に焦点をあてた、精選されたカリキュラムへと抜本的改革を行うことによって、より骨太かつ筋肉質な法曹養成機関へと転換します。
 次に、教員や教育補助講師(本学OB・OG弁護士)による、学生一人一人の個性・学力に応じたきめこまかな手厚い指導、「少数精鋭教育」を徹底します。 具体的には、学生一人一人の顔が見える少人数制授業における双方向・多方向での質疑や議論を通じて、司法試験に対応できる法的知識・思考力を涵養します。また、授業内容・教材についても、実践的法的思考力の涵養の観点から再検証することによって、各法分野における基本的知識・理論についての理解を確実なものとし、その基本的知識・理論を駆使して、問題を発見・分析し、これを論述表現できる能力の涵養を目指します。さらには、クラス担任制度の一層の充実・強化を図り、クラス担任の教員が、個々の学生の個性・学力を的確に把握し、それを踏まえて、クラス副担任である教育補助講師がその学生の学力に応じた補習指導を行います。
 また、司法試験合格に至るシームレスな学修指導体制も一層充実させます。法科大学院の修了生は、修了後も、伝統ある明大法曹会による協力と支援の下、駿河台キャンパス内に開設されている法務研究所において、無償で、継続して、手厚い修了生教育が受けられます。そこでは、司法試験に実践的に対応できる能力の涵養を中心とした指導を行います。また、遠隔地などの事情で、直接的な指導を受けられない修了生に対しては、WEBを利用した通信添削制度も採用しています。
 以上に加えて、明治大学法科大学院は、これまでの独立型の専門職大学院から、本学専門職大学院(プロフェショナル・スクール)と一体化する組織改革を行います。専門職大学院の中には、新たに、法曹実務家、企業・官公庁などで働く社会人等に対する継続教育の場として、実践法務人材の養成に特化した教育を行うためのビジネス・ロー領域を設置する方向での検討がなされています。この一体化により、専門職大学院内での教員および院生の相互交流が活発になり、本法科大学院の教育目標である実践的法的思考力の涵養という観点から、相乗効果が大いに期待されるところです。
 明治大学法科大学院では、グローバル化し、変化も激しい21世紀社会を積極的に切り開く法曹を養成するため、学修意欲にあふれた学生諸君を、教職員・教育補助講師が一丸となって、入学時から合格に至るまで全力をあげてサポートします。学生諸君は、この学修環境を最大限に活用して一日も早く合格し、明治大学法科大学院の教育理念である「個を大切にし、人権を尊重する法曹」として、国際社会や日本社会の至るところで活躍することを心から期待しています。

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