過去の展覧会 2014年

明治大学コレクションの世界:氷河期から昭和まで

明治大学コレクションの世界:氷河期から昭和まで
(1)実施形態
主 催 明治大学博物館、大船渡市立博物館
後 援 朝日新聞盛岡総局、読売新聞盛岡支局、毎日新聞盛岡支局、岩手日報社、岩手日日新聞社、河北新報社盛岡総局、東海新報社、IBC岩手放送、NHK盛岡放送局、テレビ岩手、岩手めんこいテレビ、岩手朝日テレビ
会 期 2014年7月26日(土)~8月31日(日) 37 日間(会期中無休)
会 場 大船渡市立博物館 特別展示室
入場料 ¥300
入場者数 1,264名
企画構成 島田和高(考古部門学芸員)、外山 徹(商品部門学芸員)、忽那敬三(考古部門学芸員)、日比佳代子(刑事部門学芸員)

(2)趣旨
 本展覧会は、大船渡市と明治大学が結んだ震災復興支援の協定にもとづき、大船渡市立博物館の活動支援の一環として開催した。今回の展覧会では、明治大学博物館の考古・刑事・商品の個性的な歴史コレクションをもとに氷河期から昭和時代までの悠久の歴史をたどった。また東北地方にゆかりのある考古・歴史コレクションをあわせて展示した。

(3)展示構成
 展示構成は、旧石器時代(氷河期)からはじまり、縄文時代、弥生時代,古墳時代の各先史時代、そしてそれ以降の歴史時代をへて昭和時代まで、それぞれの時代の概要を解説しつつ、考古・商品・刑事部門の収蔵品のなかから各時代に関係する資料を展示した。夏休み期間中の小中学生を対象として、日本列島の歴史を通史的に俯瞰しながら明治大学コレクションの歴史的な奥深さを体感してもらうとを目的とした。以下に出展資料を記す。
I 氷河期
岩宿遺跡重要文化財レプリカ、北海道置戸安住遺跡出土細石刃石器群、神奈川県月見野遺跡群出土ナイフ形石器群、群馬県武井遺跡出土尖頭器石器群、佐賀県多久三年山尖頭器石器群、茨城県上太田遺跡出土神子柴型石斧、マンモス頭骨レプリカ
II 縄文時代
栃木県篠山貝塚出土縄文土器、青森県雨滝遺跡出土縄文土器・石器・装飾品・呪具、宮城県山王遺跡出土装身具、青森県亀ヶ岡遺跡出土土偶、千葉県江原台遺跡出土亀形土製品、千葉県堀之内貝塚出土土版
III 弥生時代
福岡県板付遺跡出土壺形土器、愛知県西志賀遺跡出土壺形土器、静岡県登呂遺跡出土壺形土器片、京都府深草遺跡出土石包丁・石斧、出土地不明袈裟襷文銅鐸、伝遠賀町出土中細形銅矛、伝大牟田市出土中広形銅戈、茨城県西町古墳出土馬形埴輪、出土地不明農夫埴輪、伝京都府出土舶載三角縁神獣鏡、出土地不明鍬形石・車輪石・石釧、愛知県姫塚古墳出土鉄刀・鍔
IV 飛鳥時代、奈良・平安時代、安土桃山時代
重圏文縁単弁八葉蓮華文軒丸瓦(山田寺)、線鋸歯文珠文縁複弁八葉蓮華文軒丸瓦(藤原宮)、素文縁複弁八葉蓮華文軒丸瓦(飛鳥寺)、線鋸歯文縁複弁八葉蓮華文軒丸瓦(法隆寺)、線鋸歯文珠文縁複弁八葉蓮華文軒丸瓦(平城宮)、文字瓦「国分寺」(下野国分寺)、文字瓦「埼」(武蔵国分寺)、珠文縁複弁八葉蓮華文軒丸瓦(信濃国分寺)、珠文縁複弁八葉蓮華文軒丸瓦(東大寺大仏殿)、五三桐文軒丸瓦(大坂城)、連珠三巴文軒丸瓦・均整唐草文軒平瓦(石垣山城)
V 中世 武士の世の到来
鎌倉幕府が定めた最初の武家法—「御成敗式目」を展示。平安末(12 世紀)以降、武士が台頭し、各地で警察、裁判、徴兵、徴税権を握ってゆく。式目はその初期において制限を加えようという趣旨であったが、以降、そうした動向は逆戻りすることなく武士による支配権の掌握は強固になってゆく。
VI 近世1 江戸幕府の政治
中世的秩序の崩壊した戦国時代を収束させたのが徳川幕府である。諸国の武士を統率した「武家諸法度」、対外政策の基本的スタンスである鎖国とも関わるキリスト教禁令を示す高札、武断から文治への切り替わりと評価される「生類憐み令」、享保期における司法改革の所産「公事方御定書」等、幕府政治の根幹に関わる法制史料を展示。
VII 近世2 江戸時代の大名
徳川氏の支配体制は、広大な直轄領と大名領で構成される半連合国家の体制(幕藩体制)であった。ここでは、徳川将軍と大名がどのような関係を築いていたか、譜代大名内藤家文書から大名の領地・居城に関わる史料を展示。
VIII 近世3 商業の発展と町人文化
統一政権による政治的安定の下、水陸の交通網が発達し治安も安定すると商業活動が活性化する。商人の台頭(株仲間鑑札)、警察制度の整備(十手・手鎖)、町人文化(印籠・根付)、といった世情を象徴的に紹介した。
IX 近代 明治維新・近代化と対外進出
西南雄藩による倒幕と明治新政府の成立(奥羽鎮撫総督府高札)、西欧に倣った近代化(蒸気機関車錦絵)、対外進出と戦争(三国干渉風刺画、戦時色濃い図柄のカルタ)といった近代日本の歩みを象徴的に提示。
X 現代 経済復興と新たな時代の到来
新素材としての化学繊維やプラスチックの普及による大量生産・大量消費社会の到来、家庭用電化製品の急速な進化(初のテンキー付計算機)、マスメディアの影響力(アニメキャラクターのカルタ)、1970 年代における日本再発見の潮流の中で伝統文化の復権(南部鉄器・秀衡塗)といった時代の流れを表現。

(4)展示資料概要
(1)資料数 185点(すべて館蔵資料)

(5)関連イベント
(1)成人大学講座(明治大学博物館市民レクチャー)
 大船渡市の成人大学講座の一環として、会期中2回、明治大学博物館学芸員による講座を開催。
 【演 題】「東北の大名から江戸時代をみる」
  日時:2014年7月31日(木) 13:30~15:30
  会場:大船渡市民交流館カメリアホール
  講師:明治大学博物館 刑事部門学芸員 日比佳代子
 【演 題】「氷河期の日本列島と最古のハンター」
  日時:2014年8月21日(木) 13:30~15:30
  会場:大船渡市民交流館カメリアホール
  講師:明治大学博物館 考古部門学芸員 島田和高
 
(2)夏休み子ども大学「出張!子どもはにわ教室」(明治大学博物館体験教室)
 大船渡市立博物館による子ども大学の一環として、明治大学博物館学芸員による体験教室を開催。
  日時:2014年8月7日(木) 13:30~15:30
  会場:大船渡市綾里地区コミュニティ施設・綾姫ホール
  内容:明治大学博物館が所蔵する古墳出土のはにわ資料の実物を使い、古墳やはにわの実際をやさしく解説しながら、破片の接合復元などを体験した。
 

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