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江戸時代の大名 日向国延岡藩内藤家文書の世界
2005年度特別展
江戸時代の大名 日向国延岡藩内藤家文書の世界
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主 催 | 明治大学博物館・延岡市教育委員会 |
共 催 | 明治大学リバティ・アカデミー・あさひひむか文化財団・夕刊デイリー新聞社 |
後 援 | 千代田区・千代田区教育委員会・いわき市教育委員会・読売新聞社 |
会 期 | 2005年10月15日(土)~12月11日(日) 58日間 |
入場料 | ¥300 |
入場者数 | 5,518名 |
今回は、この内藤家文書(明治大学博物館蔵)と、天下一能面などの内藤家の大名道具(内藤記念館蔵)を組み合わせ、武士であり、治者であり、文化人であった江戸時代の大名の姿を描きます。展示される大名道具の多くが東京では初の披露となります。
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<展示内容> 1.将軍と大名・大名と家臣 内藤家は自分の藩では家臣を持つお殿様ですが、一方で徳川将軍家とも主従の関係を結んでいます。江戸時代の将軍と大名、大名と家臣の関係を描きます。 [口宣案 天正17年3月15日](明治大学博物館蔵)ほか 2.武功の家 数々の戦で功績をあげた内藤家長、政長、忠興の活躍を取り上げ近世初期の内藤家の武勇を描きます。 出展品:[伝内藤政長所用 紅糸威胴丸具足](延岡市内藤記念館蔵)ほか 3.内藤家の領国 大型の絵図を中心にして磐城、延岡という内藤家の2つの領国を示し、大名と領国との関わりを描きます。 出展品:[延岡御城附之絵図](明治大学博物館蔵)ほか 4.大名の武威 戦乱の世が治まっても大名はつねに武家としての備えを怠りませんでした。武具は戦う道具であると共に武士の権威を示すものでもあったのです。 武士と武具・軍事の関わりを描きます。 出典品:[伝内藤義概所用 紫糸威二枚胴具足](延岡市内藤記念館蔵)ほか 5.大名の文芸 治者の素養として大名が修めた文芸のありようや文芸・芸能の発達にはたしたパトロンとしての役割・藩士教育のあり方などを描きます。 出展品:[能面「大べし見」](延岡市内藤記念館蔵)ほか 6.内藤家のアーカイブズ 江戸時代に領国や藩政の情報がどのように管理・利用されていたのか、内藤家文書がどの様にして今日まで伝えられたのかを描きます。 出典品:[御召御武具帳](明治大学博物館蔵)ほか |
【関連事業】
特別展開幕記念講演会「江戸時代の殿様生活」 (明治大学リバティ・アカデミーオープン講座) | |
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日 時 | 2005年10月15日(土) 14:30~16:00 |
定 員 | 150名 |
講 師 | 磯田道史(茨城大学人文学部助教授) |
受講料 | 一般¥500 |
受講者数 | 120名 |
趣 旨 | 特別展に出展された内藤家伝来の史料や大名道具を題材とし、江戸時代の殿様の日常的な生活ぶりなどをわかりやすく解説。 |
知る・観る・能の世界 (明治大学リバティ・アカデミーオープン講座) | |
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日 時 | 2005年10月16日(日) 13:30~15:00 |
定 員 | 1,000名 |
講 師 | 桑田貴志(観世流シテ方・明治大学能楽研究部観世会師範) |
受講料 | 無料 |
受講者数 | 約350名 |
趣 旨 | 特別展への能面出展にちなみ、能面や能装束について講演、能「善界」を上演。 |
「江戸時代の大名-展示絵解で楽しむ譜代大名内藤家の歴史」
(明治大学リバティ・アカデミー博物館公開講座・全6回) |
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日 時 | 2005年11月5日~12月10日 土曜日 13:00~14:30 |
定 員 | 60名 |
コーディネータ | 日比佳代子学芸員 |
講 師 | 神崎彰利(元相模原市立博物館長)・佐藤孝徳(いわき市文化財保護審議会副会長)・増田豪(延岡市内藤記念館学芸員)・外山徹(商品・刑事部門学芸員)・日比佳代子(刑事部門学芸員)・大賀郁夫(宮崎公立大学助教授) |
受講料 | ¥6,000 |
受講者数 | 179名(のべ数) |
趣 旨 | 特別展の見所に加え、内藤家文書の存在意義、展示の背景にある江戸時代の社会の特徴や内藤家の領国のあり方について紹介。 |
タイトル | (1)内藤忠興と磐城平藩 (2)村にいる侍—内藤家の郷士制度 (3)内藤家に伝わる大名道具 (4)展示で学ぶ内藤家の歴史1 (5)展示で学ぶ内藤家の歴史2 (6)内藤延岡藩領の構造と特質 |
神楽~延岡市の伝統芸能に触れる~ (明治大学リバティ・アカデミーオープン講座) | |
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日 時 | 2005年12月10日(土) 13:00~14:30 |
定 員 | 180名 |
会 場 | 大学会館8階 |
講 師 | 城山神楽祭実行委員会 |
受講料 | 無料 |
受講者数 | 120名 |
趣 旨 | 延岡市域の7つの神楽保存会によって結成された城山神楽祭実行委員会による神楽を上演。 |