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第18回 (2007.1.19) |
長谷川 浩一郎 さん (大日本印刷株式会社 電子出版流通プロジェクトチーム、 株式会社モバイルブック・ジェーピー プラットフォーム事業本部) |
1999年 商学部 商学科 卒業 |
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高校時代から、ビジネスの世界でバリバリ働きたいという漠然とした思いがあって、進路を選択する際、商学部に進学しました。
所属させて頂いた水野先生のゼミでは、「計量経済学」を学んでいました。計量経済学は経済学の理論に基づいて経済モデルを作成し、統計学の方法によってその実証分析を行う学問ですが、先生のゼミでは当時は珍しかったPCを多用する授業で、分析ツールでより実践的な計算を行ったり、研究発表のプレゼンテーション活用するなどしていました。今ではゼミがホームページを持ち情報発信をすることなど珍しくもないことですが、当時、学部でもはじめてゼミのホームページを開設したことを覚えております。いずれにしても、ゼミやゼミの合宿でテーマを決めて、多様な議論を仲間と行って無意識のうちにプレゼンテーションやコミュニケーションの技を磨きました。サークルでは主に漫画研究会に所属して同人誌を作ったり、毎晩遅くまで好きな漫画について語り合ったりしました。
私は卒業後、大日本印刷へ入社し、出版社の営業として7年間の経験を積みました。昨年から電子出版に関するプロジェクトチームへ異動願いを出し、(株)モバイルブック・ジェーピーへ出向して、携帯電話上で閲覧する電子書籍・コミック・写真集に関するビジネスに携わっています。モバイルビジネスは、若く活気があり、おそらく日本でも最先端のスピードで加速している業界のひとつです。そういった場所で、新しい市場の創造にチャレンジできることは、大変やりがいがあります。日々の営業活動では、大学時代に学んだ経済に関する基本的な知識、プレゼンテーションの技術やPCをはじめてとしたメディアリテラシー能力が役だっていることはもちろんですが、ゼミ活動を通じて得たコミュニケーション能力が一番役に立っています。将来は、こうした経験を元に情報メディアに関する新しいビジネスモデルを一つでも作りたいという願望をずっと持っています。
私もそうでしたが、漠然とした思いで大学に入学する人も多いかと思います。ただ、大学の4年間の中で自分なりに目標や夢を見つけて卒業するくらいの気持ちで良いと思います。明治大学は都心にありますし、本当にいろんな人種が集まっているのでネットワークも広がります。周囲の人たちから受ける刺激も相当に強いと思います。現役のみなさんには、ぜひ濃密な時間をすごしていただいて、これからの人生に大いに役立てていただきたく思います。私も神保町で働いておりますので、いつでも応援に駆けつけますよ。
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