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第26回 (2008.4.12) |
吉田 一博 さん (明治神宮 広報調査課 権禰宜) |
2001年 商学部 商学科 卒業 |
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「夢」と「希望」を大切に前に進んでください
私の学生生活は、ゼミ、アルバイト、インターンシップ、短期留学、就職活動などあらゆることに積極的に取り組むことのできた、貴重な時間でありました。
そのような時を送ることにより大切な恩師、同期、先輩、後輩に多くの人と出会う縁を得ることができ、私の大切な宝物になっております。
ゼミでは統計を駆使して、経済学を面白くわかり易く学ぶことができました。また4年生の時、文京シビックセンターに通いデータの収集し公共施設の役割とは何かなどを学ぶことができました。
就職活動、奉職活動を通して自分の憧れでありました、明治神宮に奉職し早いもので5年の月日が経過し、いまでは、広報調査課という部門で、明治神宮の御祭神明治天皇、昭憲皇太后や、手造りでつくられた明治神宮の境内、また日本の大切な文化、神道、神社などに関して日本はもとより海外に情報発信をおもに行っております。日本、海外からお越しの参拝者、結婚式を挙げられる方々に日本の伝統、歴史を伝えております。明治神宮での思い出に残る素敵な参拝がいただけるよう日々奉仕をしております。
学生の皆さんが、いま何気なく過ごされている学生の時間は、意識をしていないと何となく過ぎ去っていくものであり、また逆に意識をすると大切に使えるものです。
学生の本文である勉学はもとより、遊び、アルバイトなど、どの時間も大切に情熱を注いでください。学生の皆さん自分の未来に「夢」と「希望」をもって前に突き進んでください。
社会に出るとこの2つの大切なことを見失ってしまう人が目立ちます。
「夢」と「希望」この2つを持ち続けることで、自ずと目指すべき道に結びついていくものです。
ここで明治神宮のご祭神明治天皇の御製(わか)をご紹介いたします。
「あらし吹く世にも動くな人ごころ いはほに根ざす松のごとくに」
大まかな意味は、「しっかりとした信念を持ちましょう」を表す御製になります。
恐らく就職活動中の学生さんには、この歌が心に響くことと思われます。
常に、私はこの歌をイメージして折れそうな自分自身を鼓舞しておりました。
「いま」を大切に「夢」と「希望」を持ち続けて頑張ってください。皆さんの成功を心からお祈りいたします。
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