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第31回 (2009.2.2) |
竹葉 洋 さん(とっとりふるさと大使、株式会社日清製粉グループ本社顧問) |
1966年 商学部 商学科 卒業 |
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何故、今この文面を私が書いているのか、数奇な運命的と言っては大袈裟だが、心に残る出会いがあったからです。
明治14年(1881)明治法律学校(のちの明治大学)が創立された。創立者のお一人が鳥取出身の岸本辰雄先生で初代校長となられ明治大学発展の為に尽力されました。
それから、百二十年余後の昨年、明治大学は創立者の出身地である鳥取県と組んで文部科学省の委託事業「社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム」を実施しました。その一講師として私に声を掛けて頂いた縁がこの投稿のきっかけになったのです。
私が明治大学商学部商学科に入学したのは1962年。3年後には東京オリンピックが開催予定で世を上げての英会話ブームでした。これに便乗し、私は英語部の新入部員800名のなかの1人になっていました。 “コーポレイション&ファイティングスピリット”がスローガンの英語部で4年間熱心に活動する一方、故三上富三郎先生のゼミでマーケティングを2年間勉強しました。学部の授業、ゼミの授業、クラブ活動に力を注いだ大学生活でした。
未だ学歴社会が色濃く残っていた時期でしたが、就職は製粉会社に身を置く事になりました。時代の変化に対応し会社が変化する中で、私自身も変化し成長させてもらいました。
今、40年間の会社経験を振り返ると、学生時代もそうでしたが、社会人になっても勉強、仕事、遊び、人とのお付き合い、どんな時にも目の前にあるやらねばならぬ事にひたむきに情熱を注いで取り組んできました。この欄のタイトルになっている「変わる時代、変わらない信念」のとおり、昔も今も私は明治大学の「前へ」の精神でやってきました。人生において無駄な経験というものはないと思います。
最後の赴任地が鳥取であったこと、そこでも一生(所)懸命やらしてもらった縁で、現在は「とっとりふるさと大使」をやらせて頂いています。お陰で会社生活終了後の第二の人生もこころ豊かに過ごさせて頂いています。その時々に本気でお付き合いさせて頂いた多くの方々のお陰様だと感謝しております。
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