研修で得た全てが宝物
Q1 研修に参加して良かったと思うことは何ですか?
Q2 研修に参加したことで、 どんな力がつきましたか? どんな点が成長したと思いますか?
Q3 研修に参加したことで、今後の学習面と将来のキャリアに関し、どんな気づきがありましたか?
プログラムでの授業やゲストレクチャーを通じて、日本で生まれ育った自分の、人権や人間存在に対する意識、思想の浅薄さに気が付きました。今では、人権についての法整備を進めたり国連に意見書を提出したりする国際人権系のNGOのスタッフや、国境なき医師団などの人道援助を行うNGOで現地での活動を円滑にするために縁の下の力持ちになるコーディネーターとして活動することが私の夢です。多くのスキルや知識、経験が必要になるお仕事なので、いつになるかは分かりませんが、世界中の少しでも多くの人が素敵な人生を送れるように社会を前進させる活動に関わってみたいと思うようになりました。そのために、まずは世界中を飛び回って沢山新しいことを知って、色々な人と交流できるような仕事に就けるよう勉強します。
また、私たちは普段大学で主に日本法を学んでいますが、日本以外の国の法制度を現地の空気のなかでしっかり学ぶことで比較対象ができ、日本法を含む法概念そのものへの俯瞰の姿勢が身につきました。そのため法律を学ぶことへのモチベーションも大きくあがりました。
Q4 研修中の一番の思い出は何ですか?
素敵な思い出ばかりの研修でしたが、食事に関しては少しだけ苦い思いもしました。初週にして、日本の出汁のきいた温かい食事が恋しくなり居てもたってもいられず、日本のラーメンチェーンのロンドン支店まで出掛けていきました。お店に入った時の湯気にのった出汁の香りと、店員さんの「イラッシャイマセ〜ニメイサマデス」の響きに感じた途方も無い安心感は今でも忘れられません。これまでもこれからも、あんなに美味しいラーメンは無いのではと思います。驚いたのですが、日本食レストランは私が想像したよりもはるかに沢山あって、どこも大人気でした。かなり現地化しているお店も多いのですが、どこの店員さんも日本人の私たちを歓迎して下さり、日本語のTシャツを着ていたりして、嬉しくなりました。各所で照り焼き味の焼きそばを見かけたのですが、食べられなかったことが悔やまれます。
Q5 未来の参加者へのメッセージ
私は選考に申し込む前や出発前、行って得られるであろうものについてや、授業についていけるだろうか…と自分のレベルについて、散々悩んでいました。しかし、案ずるより行くが易しです!迷っている人は、この機会を失うことに比べれば、行って悪いことは本当にひとつもないので絶対に行ってほしいです。無理にでも自分をその環境に置いてしまえば、びっくりするほど自分にも出来ることがあり、人によってレベルなどは違えど何かしら新しく吸収することがたくさんあって、無駄になることなど何一つありません。それでも不安なことは尽きないと思いますが、何でもプログラムのOBOGが喜んで教えてくれるので、心配無用です。長い今後の糧になる貴重な経験を、大学生という立場だからこそ参加できるこのプログラムで是非獲得して欲しいです!