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M・Kさんの声 (2018年度参加:女子,参加当時2年生)

法学研修によって得たもの

Q1 研修に参加して良かったと思うことは何ですか?

  ケンブリッジ法学研修に参加してよかったと思うことは、イギリスについて法律だけではなく広く知る機会を持てたということと、生活習慣が良くなったということです。一ヶ月間ケンブリッジ大学の寮に泊まって授業を受けるのですが、一人一部屋で授業開始時間が早いため、必然的に早寝早起きをする習慣がつきました。また、授業も座って講義を受けるものだけではなく実際に国会を見に行ったり、裁判所に出向いて裁判傍聴をして裁判内容をレポートにしたりと、体感して学べるものが多かったので楽しみながら勉強ができました。また、ケンブリッジの寮で一緒に研修に参加した人たちと勉強し、休日遊びに行く中でかけがえのない仲間になれたことも研修をしていくうえで大切なことでした。また、休日や平日の空き時間にケンブリッジの街に繰り出す機会があり、現地のイギリス人と関わる重要な機会が持てました。

Q2 研修に参加したことで、 どんな力がつきましたか? どんな点が成長したと思いますか?

 研修前と研修後で圧倒的に変わったことは英語力です。実際にイギリスにいたのは一ヶ月程度でしたが、その間に英語での授業や発表、週末の旅行を通して日常的に英語を使う機会が多かったので必然的に英語が出てくる速度が速くなりました。また、毎週こなさないといけない課題があったため、英語の文章を読んで理解する速読力が伸びました。自分が成長したと思う点は、躊躇なく英語で人に話しかけることができるようになったことです。研修前は自分の英語力に対する自信のなさから外国人と話す、関わる機会があってもコミュニケーションを上手く取ることができなかったのですが、実際にイギリスに行き、現地の先生やサポートの学生との会話で自分の英語が通じたことをきっかけに自信が出て堂々と話せるようになりました。留学を進めるうえで自信を持つことは自分の強みになったと思います。

Q3 研修に参加したことで、今後の学習面と将来のキャリアに関し、どんな気づきがありましたか?

 研修に行く前は自分の将来進みたい分野も特になく、漠然と英語を伸ばしつつ法律に関する知識を増やしたいという理由で研修に参加したのですが、研修中に友達と真剣に将来について考え、多様な法律に触れることで、研修が終わるころには未だ明確ではないのですが、将来進みたい分野ができました。この研修の後にゼミ選択があったのですが、ゼミを選択する上でも研修で学んだことが参考になりました。研修中に、「ゲストレクチャー」といって、法律のスペシャリストの講義を聴く機会が何度かありました。国際法、知的財産法、家族法にそこで初めて触れ、特に知的財産法に興味を持ったことをきっかけに三年の専門演習を知的財産法にしました。この機会がなければ私は知的財産法のゼミに入らなかったと思います。研修は将来の方向を決める手助けにもなりました。

Q4 研修中の一番の思い出は何ですか?

 研修中の思い出は週末に旅行に行ったことです。このプログラムでは、週末はケンブリッジ外に行くのですが、旅行のプランは現地の大学生に手伝ってもらい各自で決めます。私はロンドンとバースに行きました。ロンドンでは手違いでホテルが取れず、ホテル側と軽いトラブルになるなど苦労しましたが、自分たちだけでロンドンにいるという事実だけで楽しかったです。バースでは温泉に浸かりました。イギリスは温泉が日本のように多いわけではないので温泉に浸かるならバースがおすすめです。また、このプログラムではフォーマルディナーが3回あります。ドレスアップをしてイギリスの料理を食べるのですが、なかなか日常では体験できないことなので新鮮で楽しかったです。また、ケンブリッジには多くの日本料理のお店があり、日本食が恋しくなった時に買いに行き感動したのも思い出です。

Q5 未来の参加者へのメッセージ

 研修を考える上でまだわからないことや不安なことが多いと思いますが、衣食住のうち衣と住は心配ありません。ケンブリッジ大学コーパス・クリスティ・カレッジは快適で、ケンブリッジ周辺にはショッピングモールも多くあります。食は日本人の味覚と合わないことが多かったので、日本から食べなれた物を持っていくのがおすすめです。現地での生活は寮生活ということもあり研修に参加する友達との仲が深まります。現地で仲良くなった人とは日本に帰っても交流が続くと思います。もちろん勉学面での充実もあります。現地の先生や引率の先生、ケンブリッジのサポートの学生は気さくなので勉学面以外でも相談に乗ってくれます。ケンブリッジでの一ヶ月は充実しているので大学での貴重な思い出になることは間違いないと思います。