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　11月13日の午後、2023年度芸術祭として、「スギテツ」によるピアノ・ヴァイオリン・コンサートを本校鵜澤総明ホールで開催しました。芸術祭は、一流の芸術を生で見て感動することで、生徒たちに感性を磨いてほしいということで実施されています。今回お願いした「スギテツ」は、ピアノ・作曲・編曲を担当する杉浦哲郎さんとヴァイオリンを担当する岡田鉄平さんによるデュオで、「クラシックを遊ぶ音楽実験室」をテーマに聴くだけでなく観て楽しいコンサート活動を続けています。

　第一部では、テーマの通り、まずは生徒たちの興味を引くようなトピックを取り上げながら、調、拍子を変えアレンジを加えることで同じ曲でもをまったく異なるように聞こえたり、パトカーのサイレン、踏切、コンビニのチャイムなどいろいろな音を演奏で再現したりして、楽しみながらも音楽の奥深さをわかりやすく感じさせてくれました。

　続いて、クラシック音楽の歴史を振り返りながら、「トムとジェリー」の映像や新幹線を製造する山下工業所の打ち出し板金の技術で作られたアルミ製バイオリンを用いての演奏を交えて、バロック時代から近現代までの各時代の音楽の特徴を解説しました。第一部の最後には音楽記号に合わせて手拍子を叩き、会場全体が盛り上がりました。

　第二部では、本校の吹奏楽班およびマンドリン部とコラボする形でのステージが行われました。最初にステージに上がった吹奏楽班とともに、「宝島」を演奏しました。ドラマーで副班長の山﨑さんは「この曲はこれまで何度も演奏してきたが、今回ピアノとヴァイオリンとのコラボという新な試みができて楽しかったです」と舞台上で語ってくれました。続く、マンドリン部とのコラボでは、明治大学そして明治高校・中学校の校歌をアレンジした「紫紺の旗」が特別ヴァージョンで披露されました。第二部の最後には、この日のためにジャズ風にアレンジしていただいた「おしゃれな明治大学校歌」をスギテツのお二人が生徒たちのために演奏してくれました。この日の鵜澤総明ホールでは、最後まで大きなブラボーの歓声が響き渡っていました。