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学生記者が行く!Mスタインタビュー2015(株式会社ポーラ B.Aブランドマネージャー 砂金美和さん)

今後の目標・明大生へのメッセージ

——ご自身の就職活動のエピソードや、就職活動において大事だと思うことをお聞かせください。
私の時は超就職氷河期だったので、周囲では海外に留学したり院に上がる人が多かったんですが、私は在学中に世界のトップの研究員と研究させてもらった経験から、研究職で一生を終えるのは難しいだろうと思っていました。

それから、自分の研究が世の中にどう役に立っているかというのがわからなくなってしまって、卒業してしまったんですよ。皆、院へ行ったから、同期で卒業したのは私ぐらいじゃないかな?

いざ就職活動しようと決意はしたけれど、やっぱり不景気だし、利益に直結するような知識を活かして営業を頑張ってほしいという企業が多かった。でも私は、人のためだけではなく、自然のためにも仕事したいと思っていました。

化粧品の分野でも普通は入社してから配属先が決まるんですが、カネボウは理系出身の商品開発スタッフを限定採用という形で求人を出していたんです。だから、私はいい募集に出会えたと思います。

就活でも入社した後でも大事だと思うことは、自分が何をやりたいか、どうしたいかというビジョンをしっかり持つのと、自分で欠点だと思っているところは誰もが持っているものではないから、独自の留意ポイントなんだと自覚すること。

そこをちゃんと話せることっていうのはすごく大事で、人と比べて変わっているところを自分の魅力として話せるように大事にしていくと、自分も仕事も成長します。

化粧品の例で言えば、においに敏感で神経質なことに悩んでいた人が、鼻の能力が高いからこそ、香りのスペシャリストになれたりもする。自分がダメだと思っているところって、絶対強みになると思うので、就職活動の中でも押し出していくと良いと思います。

——明治大学出身でよかったと思うことはありますか?



明治の子って、かっこつけることがないでしょ。素な感じを良しとするし、明大のラグビーでも「前へ!」という精神がありますよね。失敗してもいいから自分の力で前へ進むという精神は、明治で学んだ気がします。