商学部の現場

CASE14

안녕하세요!

アンニョンハセヨ(こんにちは)

努力の結晶、修了証を手に民族衣装で記念撮影

最近ドラマやK-POPで一気に身近になったお隣の韓国。その反面、複雑な国際問題もあって日韓の関係は近づいたり離れたり。
そんな韓国は実際どういうところなのかを語学を学びながら、身を持って体感できるのがこの日韓ランゲージ・エクスチェンジ・パートナーシップ構築プログラムなのだ。

日韓の学生でペアを組む

一般的な留学との大きな違いは、明治大学商学部と韓国の西江(ソガン)大学校の学生が1対1のペアを組むところ。お互いの母語を学びながら、各ペアの関心に基づく共同研究を行う。ペアになるので現地の人しか知らないナマの韓国を、まるごと知ることができるのが他のプログラムにない魅力の一つだ。「普通の留学だったら現地の人と話さないで終わっていたかも」。今年の研修に参加した学生がそう語ってくれた。現地の人ならではの習慣や食べ方、穴場スポット以外に、考え方の違いなども直に感じられるそうだ。韓国の学生は勉学や将来に対する意識が高いので、自分も頑張らねばと触発されるそうだ。

相互交換留学

お互いの文化にふれ合う事で信頼関係も生まれる

もう一つの大きな違いは、韓国へ3週間滞在するだけでなく、その後ペアの韓国人学生が10日間日本に来る相互交換留学である点だ。彼らの希望を聞きながら計画を立てて日本を案内する。日本と韓国を行き来して、韓国の良さだけでなく、日本の良さも知ることができるのだ。そうした交流を通じて、好奇心旺盛な韓国人学生の質問攻めにあって母国についての無知を知り、歯痒い思いをしたそうだ。「自分の国についてもっと深く知ろう」そう意気込んだ。

もちろん語学力も

韓国に滞在している間、午前中は韓国語の授業を受ける。他の国の人もいて、一緒に勉強するのは不思議な感覚だったようだ。わからないことがあっても、ペアの学生が丁寧に教えてくれるおかげで、日々成長を実感したそうだ。堂々とお店で注文できるようにもなった、と満足げに話してくれた。
「アジアにいても外国ではやはり英語も必要だ。英語の大切さを学びました」。韓国語だけでなく英語を学ぶ姿勢も変わったようだ。

プライドが学ぶ力へ

航空券の準備や授業料の国際送金、何から何まで自分たちで準備する。親元を離れての3週間、少ししか話せない言葉と見知らぬ街で学生だけでの生活。初めは不安で仕方がなかったが日が経つにつれて自信がついたという。
「今度は長期留学してきます」。この留学プログラムで得た自信が、学生たちのさらなる成長に繋がっていくのだ。

Editor

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