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第32回 (2009.7.4) |
藤井 貴之 さん(日本愛妻家協会 事務局) |
2004年 商学部 産業経営学科 卒業 |
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−学生時代−
私は、「実践的なビジネスや会計の基礎を学びたい」と思って、商学部を選びました。
学生時代を振り返りますと、授業はしっかり受けていた(?)とは思っているの
ですが、実際は友人と音楽活動をしていたか、アルバイトに明け暮れていた記憶が多く
残っています。ただ、この4年間は非常に多くの方との大切な出会いがあったな
と思っています。
−社会人になって−
「経営者と一緒に働きたい」と思い、人材系の会社に就職しました。毎日、夜遅くまで
の仕事でしたが、非常にやりがいのある仕事で充実をしておりました。
3年目を終えた頃、学生時代にお世話になっていた恩師と再会し、
「社会起業家を育成する学校を創ろうと思っているんだけど、参加してみない?」
というお誘いを受けました。
最初は「社会起業家」という言葉もよく分からぬまま、授業を受けていましたが、
自分に無かった領域と、以前より経営に興味があったので、言葉が自分に自然と
入ってきました。
−群馬県嬬恋村との出会い−
カリキュラムも終盤になり、卒業の証として、パートナーシップをテーマに
イベントを開催しました。その時、私に転機のキッカケをくださった日本愛妻
家協会事務局長の山名清隆さんと出会いました。その後、「面白い活動だと思う
ので、ぜひお手伝いさせてください」と、活動内容もよく分からないまま飛び込
んだ私を山名さんは受け止めてくれました。
それから、はや2年。愛妻家協会の本部、そして愛妻家の聖地である嬬恋村で、
私はたくさんの方々と出会いました。村外からいきなり押しかけた私を嬬恋村の
皆さんが受け止めてくださり、「キャベツ畑の中心で妻に愛を叫ぶ(キャベチュー)」をはじめとして、様々な活動を一緒にさせていただきました。
−これから−
昨年、嬬恋村に「愛妻の丘」が完成しました。愛を叫ぶ台が設置され、
観光名所が一つ増えました。改めて活動を振り返ってみると、この活動を通じて、
たくさんの出会いがありましたが、実は明治大学に関わる方(先輩や先生)が多く、
どの方も後輩(私)を大切にしてくださいました。
大学生の頃は、先輩に「社会に出て絶対役に立つから、しっかり勉強して、
人づきあいをきちんとして、仲間をたくさん作っておけ」とよく言われたもので
すが、時を経て、私も身を以って実感しました。
今、水野ゼミナールの皆さんと一緒に9月のキャベチュー4に向けて、取組みを
始めています。たくさんの仲間と一緒に、この嬬恋村をさらに元気な村にするた
め、楽しく頑張っていけたらと思っております。
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