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第33回 (2009.8.26) |
小林 義明 さん(ヤマト運輸(株)・ヤマトフィナンシャル(株)、マネージャー) |
2004年 商学部 商学科 卒業 |
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−大学受験−
初めて将来を考えた時、それは高校3年生の春でした。
高校生の頃から不勉学で遊んでばかりいた私にとってはさすがに気づくのが遅く、一年間の助走期間を経ましたが、結果的には伝統ある明治大学へと入学することができました。自分自身の喜びも然ることながら、両親、祖父母までもが明治大学≠ニいう名に驚き、喜んでくれたのをよく覚えています。
−学生生活−
負けず嫌いな性格に後押しをされて乗り越えた大学受験でしたが、在学1年目は目的意識も薄く、ただただ流れに身を任せてふわふわと海の上を漂っているような生活でした。
しかし、2年目に入ると3年生から始まるゼミナールへの入室試験があり、その入室をきっかけに企業へのインターンシップ参加や他大学との討論会への参加など、学生生活もどんどんアクティブになっていった気がします。
私にとって明治大学での生活は「地元から抜け出した初めての人間関係」「どことなく感じる体育会系の雰囲気」「なぜか唄えるようになった校歌」、学業だけでない様々なものを学ばせてもらった4年間でした。
−就職活動−
世の中はITバブルの崩壊から少しずつ景気を取り戻しつつある時でした。
IT革命とそのバブルの崩壊は流通にも大きく影響を与え、製造業、卸売業、小売業等の世界でもSCMや3PLなど、物流の重要性が以前より一層高く考えられるようになりました。
そんな中で、私がヤマト運輸を志望先に選んだ理由は「企業としての将来性」や「ベンチャー精神あふれる企業風土」などの他、何よりの決め手になったのが、以前から知り合いだったヤマト運輸のドライバーさんのある言葉でした。そのドライバーさんは就職相談をする私に「小林、お前やっと俺の会社の魅力に気づいたか? 俺の会社すごいだろ?」と。
現場の第一線で働く社員がここまで自分の会社に誇りを持っているということは、どんなビジネス本の企業評価より自分の意思を決定させるのに充分なものでした。
−社会人になって−
現在はヤマトグループの金融サービス事業を担うヤマトフィナンシャル(株)で新サービス企画の仕事をしています。努力する事、成長することが常に求められ、大きなプレッシャーを感じることもあります。しかし、自分の考えたサービスが17万人のヤマトグループ社員に伝わり、更には日本全国へ新しいサービスを広げられる、そんな仕事にやりがいを感じ日々邁進しています。
「私たちが運んでいるのはモノ≠セけではなく、荷物を出した人の想い≠ナある。」
その理念をいつでも胸にこれからも頑張っていきたいと思います。
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