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第34回 (2010.3.13) |
山崎 俊秀 さん(エヌ・ティ・ティ・システム開発株式会社) |
2001年 商学部 商学科 卒業 |
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【 個性を大事に 】
自分の中で譲れないもの、誇りに思うこと、大切にしているものはなんですか?時に採用面接で聞くことがあります。みなさんは何と答えるのでしょうか。
現在私は人事部に所属しており採用という立場で色々な学生の方と接する機会があります。
その中で感じるのは、大人しく、個性がイマイチ見えてこない、そんな学生が年々増えてきているということです。
ちょっと厳しい言い方ですが周りに流されやすいタイプが多い時代になったように見受けられます。
私が明治大学商学部入学した当初は、「社会人になったら何になりたいか」なんて深く考えたことはなく、どこのテニスサークルに入ろうか、自由な時間は何に使おうかなんてことを良く考えて、学生最後となる大学時代の時間をめいっぱい使って色々な年代の人と交流を深めていました。
今思い返してみれば、その時の経験が社会に出て役に立っているのです。
会社という場所では自分の存在意義というものを出していかなければいけません。
そのような中で他の人と同じことをやっていれば所詮そこまで、その人の成長性は止まってしまいます。
もっともっと自分の価値を高めていきたい、存在意義を出していきたいと思うのであればやはり自分という個性を組織の中でバランスよく出す必要性があると思います。
学生生活のうちは、自由な時間もあれば、いろんなことを考える時間もたくさんあるはずです。是非その時間を上手く使って同世代だけではなく色々な世代の色々な人と交流をもってください。そしてそこから人の価値観、考え方など得るものはたくさんあるはずです。
あわせて若いうちに失敗を恐れずに色々なことに興味をもって行動に移してみてください。
もし失敗したとしたら次回はどうしなければいけないか、そこで考えることが自分を成長させる起因になるはずです。
そして、そうした経験が社会という異世代が入り混じった空間に飛び込んだ時、いち早く自分という個性を見出すきっかけとなるのです。
少しの勇気をもって時代の流れに、人の流れに逆らってみませんか?
きっと自分が知らない、周りも知らない世界がそこにあるはずです。
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