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第38回 (2010.07.20) |
岸本 郁華 さん(青年海外協力隊 平成22年度3次隊青少年活動 セネガル派遣予定) |
2007年 商学部 商学科 卒業 |
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【前へ前への精神を忘れずに】
学部の授業、教職の授業、ゼミ活動、サークル、海外旅行……やりたいこと、好きなことに奮闘する学生時代。その時は気付かなかったけれど、大学ほど好きなことに打ち込める、チャレンジできる恵まれた環境はほかにないと思います。もちろん、金銭的には厳しい面もありましたが……自分が楽しいと思えることに、がむしゃらに時間と情熱を費やせたのが明治大学でした。
大学を卒業してからは、地元・富山の情報誌を出版する会社に就職しました。仕事は、雑誌の編集や広告製作、広告営業と気付くと1日があっという間に終わっていました。そんな日々が2年半くらい経った頃、昔から気になっていたJICAの“青年海外協力隊”に応募を決意。学生時代に参加していた、国際姉妹学級プロジェクト(SSP)の活動の中で、協力隊員と出会うことが多く、活動する彼らのキラキラした目がずっと心に引っ掛かっていたんだと思います。働きながらも「いま挑戦しないで、いつ挑戦するんだ?」「応募しないでいたら、絶対に後悔する!」「自分もキラキラした目でいたい!」そんな気持ちが日に日に強くなっていきました。その想いが通じてか、昨年秋の試験に合格。来年の1月にはアフリカ・セネガルに2年間協力隊員として活動を始めます。
「仕事を辞めて、よくアフリカに2年間も行こうと思ったね」なんて言われますが、挑戦しなかったことへの後悔はしたくありませんでした。仕事を辞めることは確かに大きな選択でしたが、仕事を通じて働くことの厳しさ、辛さ、楽しさを学ぶことができたと思います。
2年後、どんな自分になっているはわかりません。でも、自分で納得して進んだ道は、決して間違いじゃなかったと信じています。応援してくれている両親や友達、仲間に胸を張って「セネガルに行ってよかった」と言いたいと思います。これから先も、明治の「前へ前へ」の精神を忘れず、いつもキラキラとした目でいられるよう進んでいきたいと思います。
【大学生に伝えたいこと】
大学というのは、ある意味とても自由です。誰かに何かをしなさいと強要されることはほとんどないと思います。怠けることもできるし、楽もできます。でも、楽した分自分に返ってくるものは少ないはず。だから、自分から行動することを大切にしてほしいです。それは、勉強でもいいし、遊びであってもいい。明治大学には「挑戦できる環境」が沢山転がっています。いつもアンテナを張って、その環境をうまく生かしていってほしいです。常にワクワクできることを求めて、キラキラできることを求めて、自分から行動を。
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