農業は食を生産するほか、医薬品や機能性表示食品、環境問題など、私たちの暮らしを支える衣食住すべてに関わっています。共通するのは、動植物・微生物の生命活動から生み出されるものを扱うということ。そのため、私たちは教職員・学生全員が「いのち」への感謝と謙虚さをもつ必要があると考えています。明治大学農学部は、世界をリードする最先端の研究成果を数多く挙げています。農学部の学びについて、詳しく見ていきましょう。

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    学部がわかる9つのポイント

    学科・科目

    自然科学+社会科学+教養 / 4学科それぞれのアプローチ

    農学部では「食料・環境・生命」をキーワードに、4つの学科それぞれで特色のある教育研究を行っています。農学科、農芸化学科、生命科学科では自然科学を中心に、食料環境政策学科では社会科学を中心に学びます。さらに、この4学科が有機的につながり、文理融合型の教養教育と専門教育を行っていることは学部全体の大きな特徴です。
    全学科共通で1~2年生の間は、農学全般を幅広く学べるよう科目が設置され、多数の実験・実習を経験することができます。基礎となる知識・考え方をしっかり学んだあとに、段階的に専門性を高められるようになっています。

    • Photo 「食料・環境・生命」が4学科共通のキーワードとなる
    • Photo 「食料・環境・生命」が4学科共通のキーワードとなる

    農場実習

    土に触れて感じる / 全学科で農場実習

    私たちは、生産現場を知り、「いのち」への感謝を実感することが、農学を学ぶための第一歩だと考えています。そのため、1年生の全学科共通科目として「農場実習」が開講されています。生田キャンパスからほど近い最先端の農場施設「黒川農場」で、実際に土に触れて自然とつながり、生命を感じます。教科書・文献だけでは絶対に知ることのできないリアルな学びを体験することで、「命を育む」意識を養います。これらは、農学を学ぶ目的・意味を理解するうえで大切な経験だと考えています。

    • Photo 9割以上の学生が体験する「農場実習」のようす
    • Photo 9割以上の学生が体験する「農場実習」のようす
    • Photo 9割以上の学生が体験する「農場実習」のようす
    • Photo 9割以上の学生が体験する「農場実習」のようす

    先端研究施設

    研究の幅が大きく広がる / 全国有数の教育研究施設

    農学部は、最先端の研究に求められる高度な研究機器類を整備しています。これは、皆さんがよりハイレベルな学びを体験でき、また研究できることの幅が大きく広がっていることを意味します。
    皆さんが農場実習を行う「黒川農場」は環境・自然・地域との共生をコンセプトに、先端技術を駆使した栽培システムと環境保全型システムを併せ持っており、企業との共同研究も行われています。
    また、人工光を使って野菜を栽培する「植物工場」が生田キャンパス内にあります。ここでは、空きオフィスで野菜などをつくる「都市型農業」の実現へ向けて、最先端の研究が行われている日本有数の研究施設です。

    • Photo 「植物工場」は学部の枠を超えて商・理工・経営とも連携して研究を進めている
    • Photo 農業実習が行われる「黒川農場」は自然と共存する最先端の研究施設
    • Photo 農業実習が行われる「黒川農場」は自然と共存する最先端の研究施設
    • Photo 農業実習が行われる「黒川農場」は自然と共存する最先端の研究施設
    • Photo 植物や微生物などの遺伝子組換え実験を行う「バイオテクノロジー実験設備棟」
    • Photo 「セクショニング蛍光顕微鏡」を使えば、細胞内部でおきている変化を 生きたまま観察できる

    農学科

    「いのち」を育む現場で学ぶ / 食料生産・環境の課題解決

    「いのち」を育む現場での実習を重視しているのが農学科の大きな特徴。食料生産と環境保全の分野の課題解決を目指します。「生産」分野では、動植物の生育や、それに伴う、病理や害虫など、研究対象を幅広く設けています。「環境」分野では、人間以外の生物の保全や、土壌・水資源などの環境資源との調和・活用を目指した研究を行います。

    • Photo 農学科は食料と環境に関連した多様な科目を設置
    • Photo 企業と連携しながらアスパラガスを研究する学生たち(野菜園芸学研究室)
    • Photo 地域社会とつながり、研究成果を積極的に発信する学生のようす(野菜園芸学研究室)
    • Photo 「環境と人にやさしい害虫管理」を目指す糸山先生と研究室の学生(応用昆虫学研究室)

    農芸化学科

    バイオテクノロジーを駆使 / 生活に密着した課題を解決

    バイオテクノロジーと最新のサイエンスで食品や環境分野の課題解決を目指すのが農芸化学科。基礎研究をはじめ、私たちの生活に密接に関わる幅広いテーマを扱うことが大きな特徴です。例えば、微生物を用いた環境にやさしい技術の開発、おいしくて健康に良い商品の研究開発、植物生産や環境資源である土壌の研究、動植物・微生物が生産する有用成分の探索など。卒業生は食品・医療・化学などの幅広い分野で活躍しています。

    • Photo 農芸化学科は人間生活に密着したバイオサイエンスを学ぶ
    • Photo 藻類を用いて光と二酸化炭素でものづくりをする研究に取り組む(環境バイオテクノロジー研究室)
    • Photo 村上先生は微生物の力で熟成肉を簡単に作れる「エイジングシート」を企業と連携して開発(微生物化学研究室)
    • Photo 農芸化学科は実験・実習科目が豊富に用意されている
    • Photo 「ヨーグルトの発酵」など実験で身近な食を扱うことも多々

    生命科学科

    地球上の生命現象を追究 / 分子・遺伝子レベルで解明

    「分子・遺伝子レベルで生命現象を探る。」これが生命科学科の大きな特徴です。扱う分野は、動物・植物・微生物・オミックス研究など幅広く、人類や地球上の生物が直面する問題への解決に貢献することを目指します。
    研究は農学・生命科学を基盤に、数多くの分野とつながっています。例えば、臓器再生、難治性疾患の治療や不妊治療など、医学に橋渡しする分野もあります。みなさん一人ひとりの知的探究心がくすぐられるような、独創性豊かで多様な先端研究を行っています。

    • Photo 生命科学科は「生命の謎を解明し、人類の未来に貢献する」人材を目指す
    • Photo 学生は興味に応じた各分野で分子・遺伝子レベルから解き明かす
    • Photo オープンクリーンベンチ内で無菌的に顕微鏡を使用するようす(環境応答生物学研究室)
    • Photo 動物・植物・微生物あらゆる実験を体験し、自分の興味を明確にしていく
    • Photo 培養室内部のようす(植物分子生理学研究室)
    • Photo 顕微鏡で組織を観察するようす(動物生理学研究室)

    食料環境政策学科

    座学+現場体験 / 社会科学で解き明かす

    食料環境政策学科は、「食料」と「環境」についての諸問題について、経済学・社会学・経営学など、社会科学の視点から総合的に学びます。
    授業は座学だけにとどまらず、農場実習、ファームステイ実習、フィールドワーク実習、海外農業体験など、現場を体験しながら学べる科目が多く用意され、応用力や実践力を養えるようなカリキュラムとなっています。
    なお、一般選抜の科目は、数学と理科を必須としていません。

    • Photo 社会科学を中心に現場を体験しながら学べる科目を数多く設置
    • Photo 社会科学を中心に現場を体験しながら学べる科目を数多く設置
    • Photo 社会科学を中心に現場を体験しながら学べる科目を数多く設置
    • Photo 社会科学を中心に現場を体験しながら学べる科目を数多く設置

    国際・留学

    学部独自の国際交流 / 世界課題を体感する

    人口増加による食糧不足の懸念など、農業や食に関わる問題は、世界規模の課題となっています。農学部では、これらの課題を解決するため、世界中の研究・生産現場を知ることが重要だと考えています。そのため、学部独自に海外の大学と協定を結び、皆さんが世界の農学を体感できる機会を数多く用意しています。数ヶ月~1年の留学はもちろん、より気軽に、多くの学生に国際的な学びを体験してもらうために、タイやインドネシア・バリの大学と連携した短期留学プログラムを用意しています。夏休み期間中の約1~2週間の間で、講義やフィールドワーク、現地学生との交流を通じて、ライフスタイルを体感しながら、農業にかかわる国際的な素養を深めることができます。

    • Photo 米国初の農学大学が前身の「ミシガン州立大学」は学部独自の協定校の一つ
    • Photo 「国際農業文化理解プログラム」ではタイで模擬国連を行う
    • Photo 学部独自の制度を使ってタイに留学した学生のようす
    • Photo 農学部は短期研修から留学まで数多くの国際プログラムを用意

    進路

    幅広い業種・機関で活躍 / 大学院生への支援充実

    農学部の学生は卒業後、「食料」「環境」「生命」に関わって幅広く活躍しており、さまざまな業種・企業・研究機関への就職実績があります。
    大学院への進学も推奨しており、学内にいながら報酬を得られるRA(リサーチアシスタント)制度やTA(ティーチングアシスタント)制度など、支援も充実しています。また、学業成績・研究業績が特に優秀な学生を対象に授業料の2分の1相当が給費される返還不要の奨学金制度も用意しています。
    ※進路先のデータは各学科ページをご参照ください

    • Photo 卒業生は幅広く社会の第一線で活躍
    • Photo 卒業生は幅広く社会の第一線で活躍
    • Photo 卒業生は幅広く社会の第一線で活躍
    • Photo 卒業生は幅広く社会の第一線で活躍

    農学部基本情報

    学科
    農学科
    農芸化学科
    生命科学科
    食料環境政策学科
    入学定員/専任教員数
    600人/103人
    大学院
    農学研究科
    (農芸化学専攻・農学専攻・農業経済学専攻・生命科学専攻)

    キャンパス

    生田キャンパス(神奈川県川崎市)

    2つの学部(理工・農)1〜4年生と大学院生が学ぶ。最先端の研究施設や農場・植物工場を有し、産学連携の拠点にもなっている。

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