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リバティタワー

リバティタワーの環境配慮型施設

リバティタワー断面図

明治大学駿河台キャンパスの中心となる建物がリバティタワーです。
地上23階、地下3階、高さ約120m、延べ床面積約59000平方メートル、都心型大学のシンボルとも言えるリバティタワーは、1998年9月に竣工しました。地下1階から16階までが文系学部生用フロア、19階から22階が教室、研究所、事務室などが入るフロア、その他に食堂や体育館、地下駐車場を併せ持つ複合施設です。8000人以上の在室定員があるリバティタワーは、ともすると高エネルギー消費施設になりがちです。そのため、環境負荷とランニングコスト低減のために、様々なシステムが導入されています。例えば、明るい窓際では蛍光灯の照度が自動的に落ちる「自動調光システム」やトイレに人が入室すると点灯する「人感センサ」、空調機の風量をインバーター制御で調節する「可変風量式空調システム」などです。
ここでは、写真と図によってリバティタワーの環境配慮型施設についてご紹介します。
冷却効果「屋上庭園」

屋上庭園

こちらは、1031教室上部の屋上庭園の写真です。植物には、タイマー制御により自動的に水が供給されています。また、ここにも換気窓が設置されているので、体育館等の空気の入れ替えが可能になっています。
自動開閉窓

自動開閉窓

ほぼ全教室に設置されている自動開閉窓です。室内温度・外気温度・降雨センサ・風速センサによって開閉を判断し、中央監視室からの遠隔自動操作が可能になっています。自然換気と空調機のハイブリッド空調制御で効率的に省エネルギーを行うことができます。
「自然換気システム」

自然換気システム

各階に設置されている自動開閉窓から取り込まれた空気はエスカレーターの部分を上昇します。17階の学食「スカイラウンジ暁」の上には広いスペースがあり、左の写真のように換気窓が開くことで、上昇気流が排出されるような仕組みになっています。これは、自然換気を利用したシステムなので、春や秋の中間期に空調機使用の必要がなく、電力量削減に大きな効果を発揮しています。

リバティータワー省エネ対策施設

自動運転システム

エスカレーター

リバティタワーには、32機のエスカレーターが稼動しています。利用の多くが休み時間に集中するため、2~17階のエスカレーターには人体感知センサが設置されています。このセンサによって、5分間使用しない状態が続くと自動的に止まる仕組みになっています。省電力のために欠かせない設備となっています。
蓄熱式空調熱源システム

空調システム

リバティタワー地下には、3600立方メートルもの水が貯まっていることを皆さんはご存知でしょうか?これらの水は、タワー全体の温度調節をするために循環させ、空調機の熱源として使用されています。オフピーク時の夜間電力を使用して、温水や冷水をつくることができるので、ランニングコスト低減に役立っています。
5種類の分別回収

回収箱

明治大学では、再利用の推進・廃棄物削減のため、ゴミの分別回収を行っています。そのなかでも駿河台A地区では、ゴミ箱を「もえるゴミ」「もえないゴミ」「びん・かん」「ペットボトル」「古紙等」の5種類に分けて分別の徹底に協力いただいています。その結果、リサイクルが増え、「もえるゴミ」の大幅削減を実現しました。