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学生記者が行く!Mスタインタビュー2015(テレビ朝日アナウンサー 林美沙希さん)

先輩の大学時代

——明治大学に入学した経緯を教えてください。



まず、生まれ育った愛知県からは出てみたいなと考えていました。

そして、いろいろな人と接したい、たくさんの人の考えを聞きたいという思いから、より多くの都道府県から人が集まる東京を目指していました。

明治大学は、高校生に人気があり、スポーツが強いというところに惹かれました。明治大学での学生生活がなければ、今の職業に就けていなかったと思うので、本当に感謝しています。
——アルバイトなどはしていましたか?
1年生の夏頃から飲食店でアルバイトをしていました。そこで勉強になったことは“勧め方”です。
例えば、売り出したい商品があった場合、どのような言い方をすれば、相手がオーダーしてくれるのか探りながら勧めていました。

その経験は現在の仕事にも生かされていて、番組を制作するにあたり、相手の方のより良い言葉を引き出すためにはどのような質問を投げかければいいか考えて、インタビューをしています。
——学生時代にご自身がこれはしていてよかったなと思うことや、しておけばよかったと後悔していることはありますか?



サッカーサークルに所属していたのですが、サークル活動はしていてよかったと思っています。
学部や語学のクラスだけでは同じ学部・学年の人たちとしか知り合えませんが、サークルでは他学部の人や先輩・後輩とも知り合え、縦横の関係を構築することができました。

しておけばよかったなと思うことは、読書です。語彙力があり、ブログなどで素敵な言葉を使っている先輩を見ると、小説だけでなく、新聞やエッセイなども読んでおけばよかったと思っています。

先輩の就職活動

——マスコミ関係に興味があるのですが、どのように就職活動をすすめていましたか?他の職種も考えていましたか?
マスコミ関係はスケジュールが一般企業と比べ、先行していることがあるので注意が必要です。
選考をこなしつつ、一般企業のセミナーを受けたりエントリーシートを書いたりと、追い込まれる時期もありました。

アナウンサー職を受ける際は、エントリーシートの自己PRを少しくだけた感じに書いたり、自分に興味をもってもらえるように話したりと自分なりに工夫していました。

緊張して顔も強張ってしまいがちですが何より楽しもうと考えていました。自分を偽るとダメだった時にきっと後悔してしまう、自分を出し切ってダメであれば、きっと後悔はしないはずという思いでそんな中で心がけていたことは、「笑顔でいる」「質問に対して、正直に答える」「自分を偽らない」この3点です。
——テレビ朝日を選んだ理由を教えてください。その他のテレビ局も受けましたか?



就職活動で試験を受けているとその企業の雰囲気が分かってきました。

他局も受けていましたが、テレビ朝日は人事の方が特に親切でした。
アナウンサーの方々にも常に笑顔で接していただけましたし、皆さんキラキラと輝いて見えたことが入社を決意した理由です。
受け始めてから、もっとこの会社について知りたいと思い、いろいろな番組を見たり、今活躍するアナウンサーがどの番組を担当しているかをノートにまとめていました。

入社して、先輩にこの話をすると「そんなことしていたんだ」と笑われてしまったんですけど。
——アナウンサーになりたいと思っている人は多いと思いますが、アドバイスをお願いします。
何よりテレビを見て、日ごろから研究することが一番だと思います。

そして、その局を好きになる。採用担当者は、きっと自分たちの局の番組を好きでいてくれる人に来てほしいと思っているはずです。
面接試験でも、「好きな番組は?」「好きなアナウンサーは?」と質問されました。付け焼刃で挑んでも、面接官に伝わってしまうと思うので。