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明治大学広報
第572号(2006年6月1日発行)
岸本辰雄先生 生誕地に胸像 
鳥取で顕彰碑除幕式を行なう
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大・県・市の協力で甦った先覚者












 明治大学創立者で初代校長の岸本辰雄先生の功績を称える顕彰碑の胸像が、生誕地・鳥取県で学んだ藩校・尚徳館があった鳥取県民文化会館前に建立され、その除幕式が5月13日、同所で行われた。除幕式には明大から、長吉泉理事長、納谷廣美学長、青木信樹校友会長をはじめ大学関係者、鳥取県から片山善博県知事、竹内功鳥取市長らおよそ100名が出席し、偉大な創立者・郷土の先人を偲んだ。

 この顕彰碑は、校友会鳥取県支部(初田勲支部長)のもと、岸本辰雄先生顕彰碑建設実行委員会(藤原和男委員長)が募金活動を行い、明大、鳥取県・市の協力で建立したもの。胸像はブロンズ製で、台座を含め高さ2メートル。台座には岸本先生の功績が篆刻されている。製作者は鳥取県の彫刻家・入江博之氏。

 除幕式は、明大マンドリン倶楽部OBが奏でる校歌で幕を開け、片山知事、竹内市長は祝辞で「郷土の偉人を顕彰することは、地域の自立になる」と挨拶した。長吉理事長は鳥取県・市、校友会鳥取県支部への謝辞を述べ、「岸本先生が学んだこの地での建立は、明大にとって大変喜ばしい。鳥取県民にもこのような偉人を理解してもらえれば、なおうれしい」と語った。関係者による除幕の後、最後に初田支部長が「末永く大切に守っていく」と誓って閉式した。

 会場を移した祝賀会では、片山知事に胸像の目録が、製作者・入江氏に感謝状が贈られた。

 今回の岸本先生の胸像建立により、宮城浩蔵先生(2002年10月、山形県天童市)、矢代操先生(2003年11月、福井県鯖江市)と創立者3名の胸像がそれぞれの生誕地に建立されたことになる。
 
また、鳥取県支部と顕彰碑建設実行委員会は、胸像建立に併せ、記念誌「岸本辰雄と明治大学―鳥取出身士族の挑戦―」を発行した。


大学関係者らが中田正子展を見学

岸本辰雄先生顕彰碑除幕式に先立ち、長吉泉理事長、納谷廣美学長をはじめとする大学関係者らは、鳥取市歴史博物館で開催中の展覧会「日本初の女性弁護士 中田正子」(会期=4月15日〜5月21日、本紙第570号参照)を見学した。
 
 展覧会では、中田正子関係資料や遺品類、明治大学専門部女子部の資料が展示され、生い立ちや活動の功績を回顧。長吉理事長らは、学芸員の解説に熱心に耳を傾けた(写真)。


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