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アカウンティングコース

世界標準で働くなら、アカウンティングコース

概要

 現在、世界的規模で会計の世界的統合が進んでいます。会計はビジネス活動のルールというべきものですが、そのルールブックである会計基準について、2005年には、EU諸国およびオーストラリアにおいて国際会計基準(現在は国際財務報告基準)とよばれる単一の基準が導入されました。
 さらに2009年には、国際会計と米国会計基準の差異が取り除かれ、両基準の相互承認が実現されました。もちろん日本でも、2002年には米国基準が解禁されており、現在、国際基準との統合を目指しています。
 このように、会計を学ぶことは、世界で通用するスキルを磨くことを意味するのです。
 本コースは、これまでに圧倒的多数の職業会計人(公認会計士、税理士)や企業を支える経理のスペシャリストを輩出してきた伝統と実績を有しています。さらに大学院教育とも密接な連携をとりつつ、常に時代の要請に応えられる有為な人材の育成を目指しています。

ねらい

 コースの名称“アカウンティング(Accounting)”の意味は、「会計」です。この“アカウンティング”は“ビジネスの言語”ともいわれ、世界の共通語となっています。その内容は、「会計を知らなければビジネスや広報活動はできない」ということです。ビジネスの結果は、会計によって初めて目に見える形式となり、業績評価や経営計画にも用いられます。本コースでは、ビジネスを伝える「会計」(アカウンティング)を多面的に分析・活用する知識を習得させ、会計プロフェション(会計専門職)、経営者などビジネス・リーダー、財務・経理・税務・広報担当者の養成を目指しています。
 違う企業であっても、共通の「アカウンティング」の知識があれば、今までと同じように働くこともできます。業種による違いは、授業や実務を通じて理解することになります。

特徴

 1・2年次に、「簿記学A・B」や「会計学総論A・B」、「会計特殊講義A・B」を履修している方が多いと思います。こうした講義科目は、“アカウンティング・ワールド”を切り開くためには必須の道具ですが、十分とはいえません。“アカウンティング・ワールド”では国際化が進み、会計上のルールは、簿記学とは異なる世界へと進化しています。特に、金融危機などへの対応や企業の戦略決定において、経理財務・経営管理に関心が高まり、会計に占める比重も大きいです。本コースのカリキュラムは、全体として、会計プロフェション(公認会計士や税理士など)になるための各種試験にも対応した構成となっていますが、会計が企業の違いを超えて、利用し伝える技術であることを忘れないで下さい。

履修者への助言

 会計を切り口に、ファイナンスやマネジメント、マーケティングのうちで関連する科目を学ぶこともおすすめです。他分野の関連する科目の履修を通じて、簿記のリアルな感覚を理解することができます。アカウンティングコースの基幹科目には、ファイナンス関連の科目も含まれています。

育てたい能力

 “アカウンティング・ワールド”は、ビジネスの結果を投資家に伝える世界です。それ以外に、国内・海外の工場の生産管理を行ったり、業績評価を行うことがあります。また、国内・海外での税務の問題にも対処します。会計を用いて決算内容を伝えるにとどまらない、「仕事ができる能力」を育成します。

基幹科目

財務会計論 原価計算論 意思決定会計論 業績管理会計論 監査論 経営分析論 税務会計論 国際会計論 会計情報論 企業評価論 企業法 租税法 コーポレート・ファイナンス 金融取引論 実践会計論 外国専門書講読