第572号(2006年6月1日発行)
【春の叙勲】 村山氏に桐花大綬章
5月10日には著書の出版祝賀会も |
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政府は、2006年春の褒章受章者785名(4月29日付)、叙勲受章者4047名(同日付)を発表。明大OBで元内閣総理大臣の村山富市氏が、今回の最高位である桐花大綬章を受章した。内閣総理大臣として国政を担当し、その重責を果たすとともに、多年にわたり国会議員として議案審議の重責を果たした功績によるもの。
村山氏は、1946年政経卒。同年日本社会党入党。大分市議、同県議を経て72年から衆議院議員(8期)。93年社会党第13代委員長。94年6月第81代内閣総理大臣。2000年政界引退。94年明治大学名誉博士。明治大学顧問。明治大学校友会名誉会長。82歳。
このほか、現在判明している明大関係者の受章者は2面に掲載。
また、村山氏は、大分合同新聞社創刊120周年記念として、「村山富市―その軌跡と使命―」を出版。その記念祝賀会が5月10日、東京・ホテルグランドパレスで開かれた。長吉泉明大理事長、平山郁夫氏、河野洋平氏、野村吉三郎氏が発起人代表となり、森喜朗氏、亀井静香氏ら国会議員をはじめ、各界からお祝いに駆けつけた。
平山氏、河野氏、森氏、亀井氏らが、村山氏の首相就任に至るまでのエピソードなどを披露。村山氏は謝辞とともに、自身を「めぐり合わせの人生」と表現。「私心を捨てて、みなさんの支援でやってこれた。これからは世のため、人のために少しでも恩返ししたい」と述べた。
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