明治大学教師教育研究所設立シンポジウム「教師の人間力と専門的力量」が４月２２日、駿河台校舎リバティホールで開催された。

　シンポジウムは納谷廣美学長の挨拶で開会し、文部科学省初等中等教育局教職員課免許係長・前田幸宣氏、千代田区教育委員会指導主事・杉本真紀子氏、東京都立日本橋高等学校長・苗村深氏、明大大学院政治経済学研究科博士後期課程・山下祐樹氏から報告と問題提起がなされた。前田氏の報告では、いま大規模に変わろうとしている教員養成・採用・現職研修をめぐる制度の全体像が示され、杉本・苗村両氏からは、現場で必要な授業の力と人間としての対応力が具体的に語られた。山下氏からは教師に必要な力について大学・大学院で学びながら真摯に考察した報告があった。

　教員免許の更新制導入など法律改正が予想されている時期で関心は高く、１６０名を超える参加者があった。全国から教員養成に関わる大学教職員も参加し、また、明大生たちがきわめて活発に質疑に参加した。

　当日の記録はビデオ録画し、教育実習指導室に備えてあり、希望者の視聴が可能である。
問い合わせ等詳細は、駿河台校舎アカデミーコモン８階教育実習指導室
（TEL＝０３―３２９６―４０２５、ac8nagai@kisc.meiji.ac.jp）まで。