明治大学名誉教授で元学長・元評議員・元政治経済学部長の岡野加穂留氏（おかの・かおる＝写真）が６月７日逝去。享年７６。

　岡野氏は、１９２９年東京都出身。５２年明治大学政治経済学部卒業、５５年同大学院修士課程修了。５６年同政治経済学部専任助手、６８年同教授。２０００年定年退職。同年名誉教授。９２年から９６年まで学長を務められ、明大の教育・研究の発展に尽力された。明大ラグビー部部長（８５年〜９２年）も務められ、全国大学ラグビー選手権大会優勝４回の実績を残した。

　学外においても、三木・村山両元首相のブレーンとして支えるなど、政界・学会・ジャーナリズム等さまざまな分野で活躍された。２００６年４月瑞宝重光章受章。

　担当科目は比較政治学。主な著書に『政治風土論』『知的野蛮人のすすめ』などがある。

　なお、「お別れの会」が７月２０日（木）、午後１時から東京都港区芝公園３―３―１の東京プリンスホテル「サンフラワーホール」で行われる。喪主は夫人の論江（ときえ）さん。