明治大学
English Korea Chinese Chinese 交通アクセス お問い合わせ サイトマップ
明治大学TOP > 明治大学広報 > 第573号(2006年7月1日発行)
明治大学広報
第573号(2006年7月1日発行)
2005年度 決算を終えて
財務担当常勤理事 根田哲雄
明治大学広報TOPへ









 屋上緑化は、ビルの屋上部分に植栽等を施すことにより、屋上の温度の低下から建物全体の温度を低下させ、省エネ効果を実現させるとともに、建物の耐久性のアップを図り、大都市の急激な気温上昇をもたらすヒートアイランド現象を緩和させる対策としても有効です。本学でも、陽だまり広場等可能な限り緑地空間を確保していますが、リバティタワーの4階テラスはよく手入れが行き届き、初夏に相応しいオオキンケイギクの純黄色と、常緑のヘデラの織りなす色模様が癒し効果を高めています。

 さて、本学の2005年度決算は、支出超過予算から一転して、3億3千万円の収入超過となりました。

 これは、予算に比して、経常費補助金の増額、学校法人会計の一部改正に伴う基本金組入額の調整に伴う執行減、建設スケジュールの見直し等から繰り延べによる執行減、情報関連予算や日常定期清掃調達等の、見直しに伴う経費節減努力に起因しています。本決算では、光熱水費の大幅な執行減のひとつに、各キャンパスでの利用する際の日常の省エネに対するきめ細かな努力の積み重ねがあげられます。外部評価では、予算配分と執行のプロセスの明確性、透明性の確保および予算執行に伴う効果を分析・検証する仕組みが、整備されているかどうかも問われることから、今後は、決算額が予算額を大幅に下回る場合でも、評議員会に減額補正案の審議提案も視野に入れる等、充分な予算管理に努めたいと思います。

 ともあれ、本学の象徴でもあるリバティタワーの見慣れた風景に、緑の視点がもたらす開放感が、「知の拠点」にくつろぎを与える好ましい季節となりました。

(決算の概要は4・5面に掲載)
前のページに戻る
ページ先頭へ

© Meiji University,All rights reserved.