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明治大学広報
第574号(2006年8月1日発行)
理工学部が学科再編
電気電子生命学科を設置
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 明治大学理工学部は2007年度より学科の組織を再編。電気電子工学科と電子通信工学科を廃し、新たに電気電子生命学科を設置する。

 これは、国の第3期科学技術基本計画の戦略的重点化項目として、ライフサイエンス、情報通信、環境、ナノテクノロジー・材料の4分野が選定された社会的背景をも考慮したもの。バイオテクノロジーと情報技術の融合分野(バイオインフォマティクス)、ナノテクノロジーと生体システムの融合分野(ナノバイオロジー)、生物学と工学と医学の融合領域であるシステム生物学などに代表される、複合領域の研究に踏み込み、科学技術の成果を社会へ還元できる分野をより強化することがねらいとなる。

 新学科は、「バイオナノ領域」と「バイオシステム領域」の2つのカリキュラムから構成される。バイオナノ領域は、電子物性工学やナノテクノロジーの立場から「生命」にアプローチする。ナノ(100万分の1ミリメートル)スケールのマイクロデバイスを利用したDNA検査機器の開発、バイオセンサー、診療医療のための素材開発などを目指す。バイオシステム領域では、バイオインフォマティクス、脳情報、人間型ロボット、生体認証システム、DNAコンピュータなどが研究の起点となる。

 両カリキュラムは完全独立ではなく、共通領域を維持しながら、生命情報を主たる教育・研究目標として実現。従来評価されてきた電気系学科の電気・電子工学の基盤技術をもとに、その応用として発展性ある「生命」分野の方向性を示すことで、他大学の電気系学科との差別化を図る。今後は、医療・健康・創薬などの分野にも貢献できる人材育成が期待される。

 なお、新学科の開設年次は第1年次からとし、2007年度入学者から新カリキュラムが適用される。既入学者については現行どおりの学科で履修する。




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