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明治大学広報
第574号(2006年8月1日発行)
産学連携だより
地域を活性化する連携活動
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地域住民と積極的な意見交換
地域住民と積極的な意見交換
 社会連携促進知財本部は、活動の一環としてキャンパス以外の地域においても、毎年さまざまな地域や地場産業の振興を目的とする連携活動を推進しています。そのなかから、新潟県県央地域(燕市・三条市)と長野県飯田市で開催された2つの「研究・技術交流会」について報告します。

 この2つの地域での開催は3年連続で、市や地場産業振興財団および地元企業からは、地元に大学がないことから、本学に対する信頼と強い期待が寄せられています。

【研究・技術交流会in新潟2006】

▼期日=6月23日

▼会場=三条・燕地域リサーチコア

▼主催=明大社会連携促進知財本部、(財)新潟県県央地場産業振興財団

▼研究シーズ・成果発表
  「漆の魅力とその応用」宮腰哲雄理工学部教授
  「光と色が奏でるものの見え方」山田由紀子理工学部教授
  「心をつかむキャッチコピー」木谷光宏政治経済学部教授

 宮腰教授は製品化に取り組んでいるナノ単位の粒子を持つ「速乾性ハイブリットの漆」の魅力について、山田教授は同じ色でも面積比によって見え方が違うなど色に関する視覚について、また木谷教授はお馴染みのキャッチコピーを挙げながら実践的なキャッチコピーの考え方について、分かりやすく説明しました。今回、参加者の中には経営者に混じり第一線の現場で働く技術者・社員等も多く見られ、講師との積極的な質疑応答がなされるなど、盛況のうちに終了しました。


【飯田産学技術交流会】

▼期日=7月7日

▼会場=シルクホテル(飯田市)

▼主催=明大社会連携促進知財本部、飯田市、(財)飯伊地域地場産業振興センター

▼研究シーズ発表
  「食品素材間の加熱複合化による新素材の開発」中村卓農学部助教授
  「地球環境変化と作物生産」今井勝農学部教授

 今年度は、飯田市の要望で、長野県下の信州大学、諏訪東京理科大学のほか名古屋工業大学、長野高等専門学校を加えての研究シーズ発表会となりました。中村助教授は、食品素材を食品素材で加工して複合化することで安全な食品を生産する研究事例の、また今井教授は、食用カンナの栽培をはじめとする環境問題の取り組みについて発表しました。飯田市は、食品関連企業が多く、また環境に対する取り組みも進んでいることから、参加者は熱心にメモをとっていました。

 今後も知財本部は、地域連携を積極的に推進し、地域の振興に貢献していく所存です。


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