第574号(2006年8月1日発行)
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厚生労働大臣表彰の中央表彰式が7月3日、東京會舘で行われ、明大理工学部の向殿政男教授が労働安全衛生にかかわる功労者として、厚生労働大臣表彰の功労賞を受賞した。
この賞は、安全衛生成績が極めて高い水準に達し他の模範と認められる優良事業場または企業、長年にわたり労働安全衛生に尽くし安全衛生水準の向上発展に多大の貢献をした功労者等を表彰するもの。向殿教授は特に、機械包括安全指針の策定と労働安全衛生法にリスクアセスメント(危険性または有害性等の調査)導入に対する貢献が評価された。
表彰式で、川崎二郎大臣から功労賞を贈られた向殿教授は、「安全はまず、機械設備や仕組みで実現されるべきで、その考え方が取り入れられたのは感慨無量だ。今後は安全をより広く、科学技術とともに社会科学、人文科学を包括した学際的な学問・安全学として構築し、明大の特徴のひとつにできれば」と喜びを語る。
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