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明治大学広報
第575号(2006年9月1日発行)
「紫紺館」を拠点にさらなる発展を 理事長 長吉 泉
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 本日の代議員総会に大勢の代議員の皆様がご出席され盛大に開催されますことは、誠にご同慶の至りです。
 
明治大学創立者3先生の胸像も、校友会の皆様のご尽力により建立されました。天童市には宮城浩蔵先生、鯖江市に矢代操先生、そして本年5月には、岸本辰雄先生の胸像が鳥取市のかつての鳥取藩の藩校跡地に建立されました。

 また、新潟市の護国神社には、本学出征学徒の御霊が祀られ、仮安置されていましたが、校友会新潟県支部の方々のご尽力で、本殿の右隣に忠霊殿が建立されることとなりました。既に地鎮祭を執り行い、10月には完成する予定です。先の戦争での本学からの出征兵士は、約3千数百名に上りますが、その消息は未だ掴めていません。このような先輩方のおかげで今日の明治大学、また日本があるという思いがいたします。

 大学は大変に厳しい時代に突入しました。明治大学は、校友の皆様方から100周年記念で高額の寄付金を寄せていただき、経営的には借金なしで運営できています。しかし、いずれ大変厳しい状況になることが予測されます。健全な財政状態である内に、将来の明治大学のための対策を講じておきたいという思いで、現在、事務機構の改革に取り組んでいます。この改革は、教職員一同にご理解をいただきながら、不退転の決意で進めています。

 一方で、スポーツ面では、徐々に元気が出てきました。八幡山合宿所を新築し、競技場も全面人工芝化して、周辺地域にも配慮した快適な状況で学生が練習に励めるようになりました。新たに心身のケアのために併設するリハビリセンターも設計に入る段階です。教学サイドにおいても、AO方式に基づいて学生を確保するなど、法人と教学が一体となってスポーツ面を支援しています。このほかにも、法人と教学がともに手を組み、さまざまな改革を実施しています。

 校友会組織が整い、発展することに呼応して、2004年の代議員総会にて、校友会館を建設しようという声が挙がりました。以来、青木会長をはじめ、多くの校友の熱い思いが実り、いよいよ校友会120周年の本年11月に竣工いたします。

 名称は、公募により「紫紺館」に決定しました。本学のスクールカラーの紫紺にちなんで命名された「紫紺館」を、まさに校友会活動の拠点として、ますます盛大に校友会が発展し続けることをご祈念申し上げます。


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