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明治大学広報
第575号(2006年9月1日発行)
ずーむあっぷ
ワンゲルの改革者 ワンダーフォーゲル部 川澄 剛史
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 明治のワンゲルを変えた男がいる。川澄剛史主将(営4)だ。

 近年、ワンダーフォーゲル部は部員数が飛躍的に増加した。それに伴い、合宿では2班に分かれて活動するなど規模も拡大。部員不足により長らく沈んでいた部の雰囲気は、活気を取り戻した。

 部が勢いを取り戻す中で、主将は部内改革に着手した。「昔、部員が多かった頃の活動は厳しかった。部員が増えた今、難易度の高い山に登ることでワンゲル本来の魅力を肌で感じてもらいたい」。

 以前に比べて合宿前のミーティングを入念に行い、より目的意識を持って合宿に臨むようになった。また合宿では厳しい山に登るだけでなく、地理の理解を深めたり、テント張りなどサイトワークにも力を入れて実践的な技術習得に励んだ。

 しかし、ただ厳しくなっただけではない。主将の心遣いで合宿の終わりに部員は温泉につかって疲れを癒す。「メリハリの利いた活動を目指したい」。

 部員増加によって主将が示した“原点回帰”の精神。気持ちを新たに活動に励むワンダラーたちに期待したい。

(かわすみ・たけし 経営4、水戸短大付高出、167p・58s)


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