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明治大学広報
第576号(2006年10月1日発行)
改めて思うこと ―父母懇談会を終えて―
経営学部長 平井 克彦
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 今年は、各学部事務担当者、石川日出志文学部教務主任、私とで、大分、宮崎、鹿児島、沖縄の4県の父母懇談会に出席いたしました。学部長に就任した年には北海道(函館、札幌、旭川、帯広)、一昨年と昨年は三重、愛知、岐阜に行きました。どの県の父母懇談会でも周到な準備がなされていましたが、各地区の役員の方々には大変ご苦労をおかけしたものと思います。この場を借りて感謝を申し上げます。

 出席した事務職・教員には生活相談、成績相談、就職相談等それぞれの役割がありました。私の父母懇談会での役割は、総会や懇親会で大学の近況報告や挨拶のほかに、長時間お待ちの方がいる場合の事務職応援のための成績相談、公認会計士・税理士の受験相談でした。私のところにご相談に来られたご父母の多くは経営学部の学生のご父母の方で、中には私のゼミの学生のご父母もいらっしゃいました。

 昨年は、卒業延期になったご子息の成績相談を受けましたが、「後期からまじめに授業に出るようになって、無事に卒業できました」とのお電話をいただいた方や、東京に出てきたからといって、わざわざ大学まで訪ねてきてくださった方もありました。大変ありがたいことだと思っております。

 特に公認会計士の受験相談では、「専門学校に通っているが、どのくらい年数をかければ合格するのか」といったご相談が圧倒的に多いのです。ご父母の方からすれば、地方からの場合には自宅通学の学生に比べて多大な出費に加えて、大学の授業料の他に専門学校の授業料では大変な負担です。私のゼミの学生で公認会計士試験を受けようという学生は1年生のときから本当に良く勉強しています。日商簿記3級、2級、1級に合格して、それから2〜3年勉強して、それでも公認会計士試験というものは合格できるかどうかわかりません。しかし、ご父母のご苦労を思うと学生をしっかりと鍛えていかなければならないと思いを新たにします。
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