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明治大学広報
第576号(2006年10月1日発行)
産学連携だより
「イノベーション・ジャパン2006 大学見本市 報告」
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 「イノベーション・ジャパン2006―大学見本市」が9月13日から15日に、東京国際フォーラムで開催されました。このイベントは「大学見本市」と題されているように大学の「知」から新産業を創造することを目的とするもので、科学技術振興機構(JST)、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が主催、文部科学省、経済産業省、内閣府などが共催しています。来場者は3日間で約4万人を数える国内最大規模の産官学連携の一大イベントです。

 3回目となる今回は、本学から左記の4つの最新の研究成果を発表しました。これらの発表に対しての企業の関心は高く、イベント終了後も社会連携促進知財本部に多くの問い合わせが寄せられています。

◆「粘着剤のナノシェア試験装置の開発」宮城善一・理工学部助教授
◆「ニワトリの卵白中に特異的に医薬等を産生させる方法」丸山公明・農学部教授
◆「石油貯蔵タンクの新たなスロッシング(液面揺動)抑制方法」小泉忠由・理工学部教授
◆「電子ペーパーマネー・システムの構築」折谷吉治・商学部教授

 なかでも、折谷教授の「電子ペーパーマネー・システムの構築」は全出展者を対象に選考される「UBSスペシャルアワード」でIT部門賞を受賞しました。この研究は、「電子ペーパー」と「デジタル署名」の技術を応用してハイブリッド・マネーという新しい概念を産み出し、リアルマネーとバーチャルマネーの長所を兼ね備えた革新的なシステムとして注目されています。

 また、これからのわが国の産官学連携や科学技術のあり方を議論するフォーラムでは、「羽ばたけ学生発ベンチャー! 集まれベンチャーの卵たち!!」と題した特別企画が行われ、本学からインキュベーション施設利用者の半田正浩・鰍bOCO・WA・DOCO代表取締役社長が、大学発ベンチャーの若手社長のひとりとして参加しました。このフォーラムでは5人の若手社長と松田岩夫・内閣府特命担当大臣(科学技術政策=当時)による、これからの大学発ベンチャーについてディスカッションが行われました。

 知財本部としては、例年にも増して実りの多いイベントとなりました。今後もこうしたイベント等を通じて、積極的に大学の研究成果を広く社会に還元していきたいと考えています。

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