力強く、気持ちで走るタイプの尾籠（文４）。箱根駅伝予選会では、個人９位でチームトップの成績を残した。実力者がそろう現在のチームの中で、注目すべき存在の１人だ。
　
　高校は陸上界の名門・兵庫の西脇工高。高３時、現在のチームメイトである田中（法４）と共に全国高校駅伝で優勝し、高校日本一も経験している。この輝かしい成績をひっさげ鳴り物入りで本学に入学。１〜３年時はチームの主力として活躍が期待されるも、タイムが伸びず苦しんだ。しかし、あきらめずに練習を積んだ結果、今シーズンは好記録を連発。１１月の全日本大学駅伝ではエース区間を任されるなど、チームメイトからの信頼も厚く、安定した走りでチームを引っ張っている。

　本戦では２年連続で総合１８位と力がありながら、いまだ思い通りの成績を残せていない本学。「上級生として、いい流れをつくりたい」と、最後の箱根に懸ける想いは強い。最後の箱根でシード権獲得へ。尾籠が４年間の努力の成果を見せてくれるはずだ。

（おごもり・ひろたか　文４、西脇工高出、　１６８cm　５６ｋｇ）

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