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明治大学広報
第580号(2007年2月1日発行)
駿風
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 昨年、昭和30年代をテーマにした映画「オールウェイズ3丁目の夕日」を観た。私の学生時代そのままで、ふり返ってみると今よりはるかに良い時代だったように思われる

 戦後の復興が徐々に広がり経済も少しずつ上向きになり、夢やロマン、そして希望を持ち、明るく生きようと目指した時代だった。電話、テレビ、冷蔵庫、自動車等は金持ちか商売人等一部の人しか持てず大部分は貧乏だった。情報はラジオ、新聞、雑誌、口コミ等から入るくらいだった。住宅も子供部屋はなく、家族みんなで助け合って生活していた。隣近所や地域の人々と交流があり、頑固なおじさん、世話好きなおばさん等が子供たちを支えていた

 今の時代、便利になったが人とのコミュニケーションが薄くなり自己中心的な考えが増えている。経済的発展を追求し、全て損得で判断し、金銭を最高の価値とした結果、日本人は心という大切なものを失った気がする

 親や学校の先生、世間全体が日本の将来を担う子供たちにしっかりと命の大切さ、善徳やマナー道徳等を教えていく必要があると思う。





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