第581号(2007年3月1日発行)
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明治大学は、大和証券グループと提携し、2007年度から「ベンチャー起業アイデア創出とビジネスプランの構築」を学部間共通科目の総合講座として開設する。学生がベンチャー企業を興して成功するためには欠かせない、優れた起業アイデアとこれを実現させるためのビジネスプランの基本を実践的に学ぶことが目的。
学部や学年の壁を越えて幅広い学生を対象とする学部間共通総合講座。社会連携促進知財本部員の森下正政治経済学部教授が講座のコーディネーターに就き、大和総研がオーガナイザーとして講座全体の取りまとめを担当する。講師陣は、大和証券グループでベンチャー企業などの株式公開に関わっている各種専門家が務める予定。講師のひとりとして、潟fジタルスケープを創業し、現在は同社の代表取締役である藤川幸廣社長(商卒)による招待講演も計画している。同社は2005年2月に上場し、デジタルクリエイターとITエンジニアに特化した人材派遣・人材紹介事業を展開しており、各界からの注目を集めている。
明大では、学生アントレプレナー育成を目的として、2005年度から毎年、社会連携促進知財本部と連合駿台会とのタイアップによる「明治大学学生ビジネスアイデアコンテスト」を開催しているが、今回新たに開設されるこの講座を通じて、これまで以上の優れたビジネスアイデアの創出が期待される。
この講座は、連合駿台会の仲介により単位認定科目として開設されるはじめての事例である。連合駿台会では、今後も企業等からの寄付講座の設置を仲介する事例を増やし、学生への教育の場をより多く提供する意向を持っている。
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