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明治大学広報
第582号(2007年4月1日発行)
父母から明大へ −子供の卒業にあたり−
不易流行 
青森県  三上 広美
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 明治大学父母会に参加させていただき、大学・校友・父母・学生のつながりは、相親しみ相和らいで、気持ちの食い違いが感じられませんでした。その親和の心は、明治大学の学生の成長から発していて、私利私欲で結ばれているのではありませんでした。

 先生方は、学生の個性を重んじ、学生を自由に走らせ、その才を伸ばすように仕向けてくれました。縁あって明治に入り、親子ともどもすばらしい人達と関われたことに感謝するとともに、将来に向けての財産になったと確信しております。

 ところで、「不易流行」は、芭蕉がよく用いた言葉で、俳句の道には時代を通じて変わらない部分(不易)と時代の移り変わりとともに変化する部分(流行)とがあるという意味だそうです。これは学問についても通じると思われ、国際化・自由化の進展とともに大いに変えていかなければならない部分(流行)と永遠に変わることのない不易の部分、つまり先祖を崇拝する、師や先輩を尊敬するという道徳の部分があると思います。

 卒業生は深くこの点に留意し、新しい学問を学んでも明治大学の親和の心を忘れずに新しい社会に挑戦してほしいと思います。

 明治大学には、正直な人、誠実な人、知識のある人が集まっていると思います。卒業後も明治の品格を誇りにして、進取の気質を失わず努力してほしいと思います。  最後に、大学関係者の皆様に感謝申し上げますとともに、明治大学のさらなる発展を心よりお祈り申し上げます。




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