早咲きの桜が卒業生たちの門出を祝う、武道館での卒業式を間近に控える今、早いもので、４年前の同じく桜咲く入学式を感慨深く思い出しています。思い起こせば４年前の３月、息子は、地元の国立大学に合格しました。しかしいつまでも入学手続きを渋り「どうしたんだ」と問いただしたところ、「明治大学に行きたい」と告げられました。私ども夫婦にとって衝撃でありましたが、自分の意思を貫き通す強い姿に頼もしさを感じ取ったのです。これが、「明治大学」との出会いでした。

　息子は、勉学、ボランティア、サークル活動において、明治大学の建学の精神である「権利自由・独立自治」にのっとり、「新しい知の創造」「時代の要請」に応えるべく自身の個性を発揮し、培われた知識と誇りを学内、学外との学術・研究交流等に生かし充実した日々を過ごすことができたと思います。

　私におきましては、地区父母会へ参加し、それ以来父母会のお世話になり、学長をはじめ大学関係者、校友会、父母会の皆様方とふれあい学校の近況等の報告を直接聞けたことは、地方から子どもたちを送り出している父母にとって、とても安心のできることでした。また「連合父母会」への参加、父母会主催による「明治大学マンドリン倶楽部演奏会」を盛大に開催でき、すばらしい演奏を岐阜市で大勢の方々に楽しんでいただいたことがとても印象に残っています。

　最後に、お世話になった大学の教職員の皆様、父母会事務局の皆様に感謝申し上げるとともに、この場をお借りしてご協力いただいた岐阜県父母会の会員の皆様にお礼申し上げます。そして明治大学のさらなる発展を心よりお祈り申し上げます。




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