明治大学
English Korea Chinese Chinese 交通アクセス お問い合わせ サイトマップ
明治大学TOP > 明治大学広報 > 第583号(2007年5月1日発行)
明治大学広報
第583号(2007年5月1日発行)
宣誓(要旨)
新入生代表(法学部) 濱田 義広
明治大学広報TOPへ
 今年は春の訪れが早く、桜の花も盛りを過ぎ、草木の萌え出る季節となりました。生命の息吹を感じ、活力に満ち溢れたこの季節を、明治大学の新入生として迎えることができ、誠に感無量であります。

 本日は、学長先生をはじめ諸先生方、ここ日本武道館におきまして、このような盛大な入学式を挙行していただき、誠にありがとうございます。また、ご来賓の方々には、ご多忙の中、ご臨席賜り、心より御礼申し上げます。 

 さて、イラク戦争の勃発から3年が過ぎ、世界各国では、国際平和への希求が声高に叫ばれる中で、昨年10月、北朝鮮が核兵器の保有を宣言しました。私にとっては、身近な脅威の出現により、これまであまり実感のなかった平和という状況への危機感が芽生える出来事でした。平和、それも国際平和を実現、維持していくためには、国際社会において、平和を追求する剛毅な心を基軸として自らが精力的に活動し、併せて、互いの文化・習慣を尊重しあえる柔軟さが不可欠となります。

 その点、「個」を強くする大学を謳い、「権利自由」「独立自治」を建学の精神とする明治大学は、他者を尊重しつつ、自己を表現できる剛毅な心を育んでくれるものと、深く確信しているところです。

 また、人材育成のために、多岐にわたり用意されている明治大学のカリキュラムは、「新しい知の創造」「時代の要請」に応え、人間相互における柔軟さを身につけるにふさわしい、絶好の学び場ではないかと思います。

 私は、明治大学で剛毅な心と柔軟さを培い、それを土台として、豊かで平和な世界建設に役立ちたいと、今から大きく期待に胸を膨らませております。

 最後になりましたが、諸先生方、諸先輩方には、本日より温かくも厳しいご指導の程、よろしくお願い申し上げます。我々新入生一同は、明治大学の学生であるという自覚とともに、誇りを持ち、実りある学生生活を送ることをここに誓い、宣誓の言葉といたします。

前のページに戻る
ページ先頭へ

© Meiji University,All rights reserved.