明治大学は、永年にわたり明治大学の教育・研究の発展に尽力され、学内外で活躍、多大な功績を挙げられた８氏に対し、明治大学名誉教授の称号を５月１日付けで贈呈した（写真）。

　５月１６日にリバティタワー２３階の岸本辰雄記念ホールで行われた称号記授与式には、大学役員・役職者が多数列席し、納谷�笏�学長から名誉教授一人ひとりに称号記が手渡された。

　挨拶に立った納谷学長は、８氏の功績と明大への尽力に対する敬意と感謝の意を表し、称号を贈呈する喜びとともに「先輩方から引き継いだ伝統を維持しつつ、将来においても持続可能な大学として発展し続ける」と誓った。

　同じフロアのサロン紫紺に会場を移して開かれた祝賀会の冒頭では長吉泉理事長が挨拶。長年の尽力への感謝とともに「これからも大学を見守っていただき、ご指導とご鞭撻を」と述べ、さらに８氏の今後の健康と活躍を祈念した。

　祝賀の和やかな雰囲気の中、名誉教授が一人ずつスピーチ。「明大の名誉に恥じないよう精進していきたい」など今後の抱負や謝辞、明大での思い出話などが時折軽妙な笑いを交えつつ語られた。

　名誉教授８氏の略歴等は次のとおり（年は西暦で表示）。

野上修市（のがみ・しゅういち）氏
１９６０年明治大学法学部卒業、６５年同大学院博士課程単位修得退学。同年法学部助手、７８年同教授。２００７年３月に退職されるまで、図書館長等を務められた。日本教育法学会理事等歴任。７０歳。

越智道雄（おち・みちお）氏
１９６０年広島大学文学部卒業、６５年同大学院博士課程単位修得退学。６９年明治大学商学部講師、７５年同教授。２００７年３月に退職されるまで、商学部一般教育主任等を務められた。日本ペンクラブ国際委員長等歴任。７０歳。

中村那詮（なかむら・とものり）氏
１９５８年神奈川大学法経学部卒業。７３年明治大学商学部講師、８０年同教授。２００６年３月に退職されるまで、大学院商学研究科委員長等を務められた。日本貿易学会理事等歴任。７１歳。

森川八洲男（もりかわ・やすお）氏
１９５９年明治大学商学部卒業、６４年同大学院博士課程単位修得退学。同年商学部助手、７４年同教授。２００７年３月に退職されるまで、商学部長等を務められた。日本簿記学会会長等歴任。商学博士。７０歳。

原道生（はら・みちお）氏
１９６０年東京大学文学部卒業、６６年同大学院博士課程単位修得退学。８１年明治大学文学部教授。２００７年３月に退職されるまで、文学部長等を務められた。歌舞伎学会会長等歴任。７０歳。

佐藤純（さとう・じゅん）氏
１９６１年東京大学理学部卒業、６３年同大学院修士課程修了。７７年明治大学工学部助教授、８２年同教授。２００７年３月に退職されるまで、理工学部工業化学科長等を務められた。日本アイソトープ協会理事等歴任。理学博士。７０歳。

森洋子（もり・ようこ）氏
１９５９年お茶の水女子大学文教育学部卒業、７０年ブリンマー大学大学院修士課程修了。８３年明治大学工学部助教授、８８年同教授。２００７年３月退職。東京国立近代美術館評議委員等歴任。学術博士。７０歳。

吉田善明（よしだ・よしあき）氏
１９５９年明治大学法学部卒業、６１年同大学院修士課程修了。同年法学部助手。７６年同教授。２００７年３月に退職されるまで、法学部長、学務担当常勤理事、明高中校長等を務められた。日本財政法学会理事長等歴任。法学博士。７０歳。





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