２００８年４月開設予定の「国際日本学部（７月１日現在届出手続中）」を含めた明治大学９学部の一般選抜入学試験および全学部統一入学試験日程がこのほど決定した。前回から導入された全学部統一入試では、新たに会場を大阪と広島に設けて全国７都市で実施する。

　大学志願者数が入学者数と同数になる「大学全入時代」の到来といわれた２００７年度入試。国公立大の志願者が３・３％減り、３年連続で減少していた私立大の志願者が約５％増加した。これは大学入試センター試験の平均点が前年度を大きく下回ったため、国公立大を志望する受験生が出願を諦めたこと、併願校として受験する私立大学の数を増やしたことが理由として考えられる。　また、大都市圏の難関私立大に人気が集中し、大幅に志願者数を増やす大学がある一方、地方の私立大は昨年より志願者数が減少しており、私立大学の二極化が進行している。

　２００７年度入試で新たに全学部統一入試を実施した明治大学は、一般入試（一般選抜・大学センター試験利用を合わせた）の志願者数が１５年ぶりに１０万人の大台を超えた。２００８年度は９つ目の学部として新たに開設する国際日本学部（届出手続中）が全学部統一入試、一般選抜入試、付属校推薦入試および外国人留学生入試を実施するほか、農学部が農業経済学科の学科名称を食料環境政策学科に変更して新入生を募集する。また、全学部統一入試は、札幌、仙台、東京（明治大学）、名古屋、博多の５会場に加え、新たに大阪と広島でも実施するなど、優秀な学生を獲得すべく大学改革・入試改革を継続して行なっていく。


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