第587号(2007年9月1日発行)
理工学研究科新領域創造専攻
「『技術』と『社会』の接点で『人間』を考える文
=理の統合による新領域の創造へ」
専攻主任予定者 北野 大 |
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「新領域創造専攻」は明治大学大学院理工学研究科の6つ目の専攻として、2008年4月から新たに開設されます。その特色は従来の各専攻が学科の上に構築されたものであるのに対し、「新領域創造専攻」は必ずしも学科に基礎を置かず、学科横断型となっています。また理工系以外の出身者にも広く門戸を開いています。
この専攻は3つの系から構成されています。
1)安全学系
現代社会の種々のリスクのうち、学問的にも、また社会的にも重要な「環境」「システム」「都市・建築」「資源・材料」の4つのコースが設置され、安全を体系的、包括的かつ専門的に学びます。
2)数理ビジネス系
社会が特に大学に求めている「数理ファイナンス」と「保険・年金の数理」についての専門家育成を目指し、「確率・統計」学を基礎として理論と実践の両面からこれらを学びます。
3)ディジタルコンテンツ系
現代生活の隅々まで浸透しているディジタルコンテンツの意味や歴史を評価し、新しいコンテンツの創造のための制作・編集技術を学ぶとともに、それを支える教養と批評力をつけることを目指します。
以上のように、「新領域創造専攻」は理工系的センスを重視しつつ、次の時代を担う新しい領域とそれに挑戦する人間の集まりであることを目指しています。
(理工学部教授)
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