文部科学省は９月４日、「サービス・イノベーション人材育成推進プログラム」の選定結果（申請３５件、採択６件）を発表し、明大が申請した「サービス・イノベーションの真髄を把握し、活用する人材育成プロジェクト」（取組責任者＝近藤隆雄大学院グローバル・ビジネス研究科教授）が採択された。

　我が国をはじめ主要先進国で、経済に占める割合が年々増加しているサービス産業。しかし、日本のサービス産業の生産性は米国などに比べて総じて低い状況にあり、国際競争力に関わる問題となっている。

　同プログラムは、こうした課題に応えるため、ビジネス、ＩＴ、人間系等の知識を分野融合的に兼ね備え、サービスにおける生産性の向上やイノベーション創出に寄与しうる資質をもった人材を育成するため、文部科学省が大学に教育プログラムの開発を委託するもの。

　今回採択された「サービス・イノベーションの真髄を把握し、活用する人材育成プロジェクト」は、人材育成の実効性を担保するため、産業に一般・共通するレベルと特定の産業に個別的なレベルの２つの段階を設け、消費者が接触する産業レベルでは、無形性の特質のため、実態が個別的、多様なものとなるサービスの特徴について検討する。また、個別産業でのサービス開発や生産での外に現れていない暗黙知的知識を捕捉するため、収集・整理しながらプログラムを修正する自己発展的なものである。


「サービス・イノベーション人材育成推進プログラム」（文部科学省）に採択されました（大学院グローバル・ビジネス研究科のページ

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