第588号(2007年10月1日発行)
─父母懇談会を終えて─
きめ細かい指導の大切さ
農学部長 米山 勝美 |
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本年は、神山彰文学部教務主任および各学部事務担当者とともに、三重、愛知、岐阜3県の父母懇談会に出席いたしました。父母懇談会への出席は学部長に就任して以来3回目になり、これまで岩手、秋田、青森、千葉東部各地区の父母懇談会に出席する機会を得ました。父母懇談会では多数のご父母の皆様と直接お目にかかり親しくお話ができましたことは大変意義ある貴重な経験となりました。また、各地区の父母懇談会とも会場が周到に準備されており、地区役員をはじめ担当のご父母の皆様には会場の準備や運営等で多大のご苦労をおかけしたものと心より感謝を申し上げます。
父母懇談会では、1年生のご父母には学生生活全般について、2年生以上のご父母には学部ごとに生活、成績、進路、就職等について事務職員・教員が個別相談にあたりました。学部によっては人数の関係もあり相談までに長時間お待ち頂いたご父母もおられると思いますが、総じて順調に終えることができました。ご父母の熱心なご相談の様子を拝見いたしますと教育に対する熱い思いや期待を感じさせられる日々でした。
私自身はご父母からの大学に対するご希望やご意見をお伺いする役目でしたが、所属の関係上ご相談に来られた多くは農学部学生のご父母の方でした。研究室への入室が決まったことや無事に卒業単位を修得して就職が決まったことなど感謝のご報告を頂戴いたしましたが、多くのご父母は卒業後の大学院進学あるいは就職などの進路について心配しておられました。理科系の場合、研究関係の職を希望する学生にとっては大学院修了以上の知識と技術が求められる時代です。大学院まで学ばせることのご父母のご苦労はいかばかりかと存じます。それだけに、個々の学生の適性を見極めたきめ細かい進路指導と教育・研究指導の大切さを改めて認識させられた次第です。
末筆になりましたが、お世話になりました父母会の皆様には心から御礼を申し上げます。
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